外部ソースの特性について

外部データ・ソースには、ある種の特性が必要です。

データは、(Microsoft Office Open XMLワークブック・ファイルを示す)XLSX拡張子を持つMicrosoft Excelスプレッドシート・ファイルから取得され、最大サイズは100MBである必要があります。外部データ・ソースは、Oracle BI EEシステムに保存されます。各ユーザーには、スプレッドシート・ファイルの最大サイズおよびストレージの最大許容量について、管理者が構成で指定したサイズ制限があります。

データ・ソースは、属性を追加することでディメンションを拡張するか、またはメジャーおよび必要に応じて属性を追加することでファクトを拡張します。外部データ・ソースに階層を定義することはできません。

属性を追加することでディメンションを拡張するデータ・ソースには、次のような様々な基準が適用されます。

  • 一致項目は1つのディメンションに対してのみ作成されます。

  • 一致列の値のセットは、外部データ・ソースで一意である必要があります。たとえば、データ・ソースの郵便番号で照合する場合、外部ソースの郵便番号は一意である必要があります。

  • 一致項目は1つの列または複合列にあります。1つの列の一致の例は、「製品キー」と「製品キー」の一致です。複合列の場合の例は、「会社」と「会社」、「ビジネス・ユニット」と「ビジネス・ユニット」の一致です。

  • その他の列はすべて、属性である必要があります。

メジャーを追加するソースには様々な基準が適用されます。

  • 一致項目は1つ以上のディメンションの間で作成されます。

  • 一致列の値のセットは、外部データ・ソースで一意である必要はありません。たとえば、データ・ソースが、日付、顧客および製品が一致する売上のセットの場合、同じ日に1人の顧客に対して複数の製品の売上を設定できます。

  • 一致項目は1つの列または複合列にあります。1つの列の一致の例は、「製品キー」と「製品キー」の一致です。複合列の場合の例は、「会社」と「会社」、「ビジネス・ユニット」と「ビジネス・ユニット」の一致です。

  • メジャーを追加する外部データ・ソースには属性を含めることができます。これらの属性を使用できるのは外部メジャーに対してのみで、分析で処理されるメジャーに対しては使用できません。たとえば、新規事業の売上高を含むソースを追加する場合、これらの新規事業の売上は既存の時間ディメンションと一致させることのみ可能です。外部データには、この新規事業で販売された製品に関する情報が含まれている場合があります。既存事業の売上を新規事業の売上とともに時間別に表示することはできますが、新規事業の製品別に既存事業の売上を表示したり、既存事業の製品別に新規事業の売上を表示することはできません。新規事業の売上を時間別および新規事業の製品別に表示することはできます。

分析を保存する場合、その分析と使用される外部ソースの間で権限が同期されます。他のユーザーと分析を共有する場合、外部ソースもその同じユーザーと共有されます。

サブジェクト領域と一致しないデータ・ソースの属性を混在させることによる影響に注意してください。たとえば、Product属性とOrders属性を含むサブジェクトがあるとします。データ・ソースの売上メジャーを使用して、その2つの属性を含むピボット表を作成します。売上メジャーを含むデータ・ソースには、サブジェクト領域のProduct属性と一致する「Product」列が含まれますが、データ・ソースには「Orders」列は含まれません。Orders属性があるため、ピボット表には収益データが表示されません。