通貨プロンプトの作成

通貨プロンプトを使用すると、ユーザーは、ダッシュボードまたは分析に表示されている通貨タイプを変更できます。

プロンプトをダッシュボードに適用したり、分析に埋め込むと、通貨を選択できるリストがユーザーに提供されます。リスト内の通貨タイプは、管理者によってuserpref_currencies.xmlに指定されています。同じ通貨リストが、「マイ・アカウント」ダイアログ: 「プリファレンス」タブに表示されます。

次の手順を使用して、1つ以上のダッシュボードに適用できる通貨プロンプトを作成したり、分析に埋め込まれる通貨プロンプトを作成します。プロンプトを編集用に開く方法の詳細は、プロンプトの編集を参照してください。

通貨プロンプトを作成するには:

  1. 名前付き通貨プロンプトを作成する場合、次の手順を使用します。

    1. Oracle BI Enterprise Editionホームページに移動し、グローバル・ヘッダーでマウス・ポインタを「新規」メニューに合せてメニューにアクセスし、「ダッシュボード・プロンプト」を選択します。「サブジェクト領域の選択」メニューが表示されます。

    2. 「サブジェクト領域の選択」メニューから、プロンプトの作成対象のサブジェクト領域を選択します。「定義」ペインが表示されます。

  2. インライン・プロンプトを作成する場合、分析を作成するか、プロンプトの作成対象の既存の分析にアクセスします。「分析」エディタで「プロンプト」タブをクリックします。「定義」ペインが表示されます。

  3. 「定義」ペインで「新規」ボタンをクリックします。リストから「通貨プロンプト」を選択します。

    「新規プロンプト」ダイアログが表示されます。

    注意:

    「通貨プロンプト」オプションは、管理者がuserpref_currencies.xmlファイルをOracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド通貨オプションの構成で説明されているように構成してある場合にのみ表示されます。

  4. 「ラベル」フィールドに、通貨プロンプトのラベルを入力します。ラベルは、プロンプトのフィールド・ラベルとして表示されます。キャプションには、<b>、<font>、<table>などのHTMLマークアップ・タグを含めることができます。

  5. 「説明」フィールドに、プロンプトの短い説明を入力します。この説明はツールチップ・テキストとして表示され、ユーザーがダッシュボードまたは分析でプロンプトのラベルにマウス・ポインタを合せると表示されます。

    管理者が、格納されているプロンプト・オブジェクトをカタログ・マネージャから表示した場合にも、説明は表示されます。

  6. 「OK」をクリックします。プロンプトが「定義」ペインに表示されます。

  7. プロンプトを保存します。次のオプションに注意してください:

    • ダッシュボード・プロンプトを作成する場合、プロンプトのエディタの「保存」ボタンをクリックし、プロンプトの保存先のフォルダを指定して、プロンプトを説明する名前を指定します。個人フォルダに保存されているダッシュボード・プロンプトは、本人のみが使用できることに注意してください。共有フォルダに保存されているダッシュボード・プロンプトは、オブジェクトにアクセスする権限を持つ他のユーザーも使用できます。

    • SQL問合せからOracle BIサーバー、Oracle Databaseまたはその他のJDBCソースに対してデータを受け取るOracle BI Publisherレポートに使用するダッシュボード・プロンプトを保存する場合、ダッシュボード・プロンプトの名前は、レポートのパラメータの名前と一致する必要があります。

    • インライン・プロンプトを作成する場合、分析を保存します。

  8. 「定義」ペインの矢印ボタンを使用して、選択したプロンプトを並べ替えます。プロンプトの並替えによって、実行時に選択肢が表示される順序が制御されるため、制約付きプロンプトを作成する場合は特に、順序が論理的であるようにします。

  9. 新しい行または列をプロンプト・ページに追加する場合は、「定義」ペインのツールバーにある「新規行」ボタンまたは「新規列」ボタンをクリックします。「定義」表で、新しい行または列に表示するプロンプトに対応するチェック・ボックスをクリックします。

  10. ダッシュボードでプロンプトがどのように表示されるかをプレビューするには、「表示」ペインを使用してサンプル・データでプロンプトをプレビューするか、「定義」ペインのツールバーの「プレビュー」ボタン(使用可能な場合)をクリックして、実際のプロンプト値でプロンプトを表示します。

    注意:

    「プレビュー」ボタンが使用可能でない場合、表示されないよう管理者によって設定されています。