マップ・ビジュアライゼーションで使用するカスタム・マップ・レイヤーを追加できます。
GeoJSONスキーマ(https://en.wikipedia.org/wiki/GeoJSON)に準拠する.json拡張子のジオメトリック・データ・ファイルを使用して、カスタム・マップ・レイヤーを追加します。次に、カスタム・マップ・レイヤーを使用して、ワークブック内のジオメトリック・マップ・データを表示します。たとえば、Mexico_States.jsonファイルを追加して、メキシコの州のマップ内のジオメトリック・データをビジュアル化できます。
個々のGeoJSONファイルの最大アップロード・サイズは100MB(圧縮)です。GeoJSONファイルの全体的な上限は200MB(圧縮)です。圧縮GeoJSONファイルは、未圧縮のGeoJSONより小さくなります(最大で元のサイズの半分)。Oracle Analyticsは、空白を削除して精度を6桁までの小数に切り捨てることで、アップロードされたファイルを圧縮します。
必要に応じて、マップ・レイヤー・ファイルをOracle Analyticsにアップロードする前に、mapshaper.orgなどのツールを使用して圧縮できます。
カスタム・マップ・レイヤーを作成する場合、マップ・ビジュアライゼーションで分析するデータ列に対応するレイヤー・キーを選択する必要があります。たとえば、マップ・ビジュアライゼーションでメキシコの州データを分析する場合、メキシコの州のカスタム・マップ・レイヤーを追加することから開始して、Mexican_States.jsonファイルからHASCコード・レイヤー・キーを選択できます。次に、Mexican_States.jsonファイルの抜粋を示します。ここでは、Baja California州のジオメトリック・データの一部を表しています。

.gifの説明
Mexican_States.jsonファイルを使用する場合、選択するレイヤー・キーはメキシコの州データの表の、分析対象の列と一致する必要があります。たとえば、メキシコの州のBaja Californiaのデータ・セルが存在する場合、対応する名前フィールドをJSONファイルで選択してマップ・ビジュアライゼーションに州名を表示します。ワークブックを作成して列(州やHASCなど)を選択すると、メキシコの州が地図に表示されます。州にマウス・ポインタをあわせると、各州のHASCコード(MX BNなど)が地図上に表示されます。
- ホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」を選択して「コンソール」ページを表示します。
- 「マップ」をクリックして、「マップ・レイヤー」ページを表示します。
「システム・マップ・レイヤー」を有効および無効にすることはできますが、作成または削除することはできません。
- カスタム・マップ・レイヤーを追加するには、カスタム・レイヤーの追加をクリックするか、ファイル・エクスプローラからJSONファイルをカスタム・マップ領域にドラッグ・アンド・ドロップします。
- 「開く」ダイアログを参照して、JSONファイル(Mexico_States.jsonなど)を選択します。
JSONファイルは、https://en.wikipedia.org/wiki/GeoJSONで指定される標準に準拠しているGeoJSONファイルである必要があります(許可されている最大ファイル・サイズは20MBです)。
線文字列ジオメトリ・タイプを使用するカスタム・レイヤーは完全にはサポートされていません。「ビジュアライゼーション文法ペイン」の「色」および「サイズ」セクションは、線ジオメトリには適用されません。
- 「開く」をクリックして、「マップ・レイヤー」ダイアログを表示します。
- 「名前」とオプションの「説明」を入力します。
- 使用するレイヤー・キーを「レイヤー・キー」リストから選択します。
レイヤー・キーは、メキシコの州ごとの各種コードなど、マップ機能ごとのプロパティ属性セットです。レイヤー・キーは、元々JSONファイルにあります。可能であれば、データに対応するレイヤー・キーのみを選択します。
- 「追加」をクリックします。プロセスが完了してレイヤーが追加されると、成功メッセージが表示されます。