B ビジュアライゼーションの問題のトラブルシューティング

このトピックでは、ビジュアライゼーションの操作時に発生する可能性がある一般的な問題と、その解決方法について説明します。

ワークブックをインポートするときに、ワークブック、データ・ソースまたは接続がすでに存在するというエラーが表示されます

ワークブックをインポートしようとするときに、次のエラー・メッセージが表示される場合があります:

「インポートしようとしている対象と同じ名前を持つワークブック、データ・ソースまたは接続がすでにあります。インポートを続行し、既存のコンテンツを置き換えますか。」

このエラー・メッセージが表示されるのは、ワークブックとともにエクスポートされた1つ以上のコンポーネントがすでにシステムにあるためです。ワークブックがエクスポートされると、出力される.DVAファイルには、ワークブックに関連付けられているデータ・ソースおよび接続文字列が格納されます。このエラーを解決するには、「OK」をクリックしてシステム・コンポーネントを置換するか、「取消」をクリックしてシステムに移動し、コンポーネントを手動で削除します。

このエラー・メッセージは、インポートしようとしているワークブックにデータが含まれていない場合にも表示されます。データなしでワークブックをエクスポートする場合は、ワークブックとデータ・ソースの両方のメタデータが.DVAに格納されます。この問題を解決するには、「OK」をクリックしてシステム・コンポーネントを置換するか、「取消」をクリックしてシステムに移動し、エラーの原因となっているデータ・ソースまたは接続を手動で削除します。

Teradataへの接続を構築しようとすると、エラーが表示され、接続が保存されません

Teradataへの接続を作成しようとするときに、次のエラー・メッセージが表示される場合があります:

「接続の保存に失敗しました。エラーがあるため、接続を作成できません。これらを修正して再試行してください。」

使用しているTeradataのバージョンがOracle Analytics Desktopでサポートされているバージョンと異なるため、このエラー・メッセージが表示されます。この問題を解決するには、extdriver.paths構成ファイルを更新します。この構成ファイルは次の場所にあります: C:\<your directory>\AppData\Local\OracleAnalyticsDesktop\extdrvier.paths。たとえば、C:\Users\jsmith\AppData\Local\OracleAnalyticsDesktop\extdriver.pathsなどです。

extdriver.paths構成ファイルを更新するには、デフォルトのTeradataバージョン番号を除去し、使用しているTeradataバージョン番号と置き換えます。必ずパスに\binを含めてください。たとえば、Teradata 14.10を使用している場合、C:\Program Files\Teradata\Client\15.10\binC:\Program Files\Teradata\Client\14.10\binに変更します。Oracle Analytics Desktopでサポートされているバージョンと異なるTeradataを使用している場合はどうしますか。を参照してください

ファイルベースのデータ・ソースのデータをリフレッシュしようとすると問題が発生します

Microsoft Excel、CSVまたはTXTデータ・ソースのデータをリフレッシュする場合、次の要件に留意します。

  • Excelファイルをリフレッシュするには、新しいスプレッドシート・ファイルに、アップロードした元のファイルと同じ名前のシートが含まれていることを確認してください。シートが見つからない場合は、元のアップロード済ファイルのシートと一致するように、ファイルを修正する必要があります。
  • リロードするExcel、CSVまたはTXTファイルに列が欠落している場合、データのリロードが失敗したことを示すエラーを受信します。この場合、アップロードした元のファイルの列と一致するようにファイルを修正する必要があります。
  • データ・ソースの作成に使用したExcel、CSVまたはTXTファイルを移動または削除した場合、接続パスが「データ・ソース」ダイアログから削除されます。データ・ソースを元のソース・ファイルに再接続したり、「表示」ペインでデータ・ソースを右クリックしてこれを置換ファイルに接続したり、「オプション」メニューで「データのリロード」を選択できます。次に、ロードするファイルを参照して選択できます。
  • 新規列が含まれるExcel、CSVまたはTXTファイルをリロードした場合、その新規列は非表示としてマークされ、データセットを使用している既存のワークブックの「データ・パネル」には表示されません。これらの列を表示するには、「非表示」オプションをクリックします。

Excelスプレッドシートには特定の構造が必要です。データセットのファイルについてを参照してください。

MongoDBデータ・ソースのデータをリフレッシュできません

最初にMongoDBに接続すると、MongoDBドライバはキャッシュ・ファイルを作成します。MongoDBスキーマの名前が変更され、MongoDBデータ・ソースのリロードまたはワークブックでのデータ・ソースの使用を試みた場合、エラーが発生するか、Oracle Analyticsが応答しないことがあります。

このエラーを修正するには、MongoDBキャッシュをクリアする必要があります。キャッシュをクリアするには、ディレクトリC:\<your directory>\AppData\Local\Progress\DataDirect\MongoDB_Schemaの内容を削除します。たとえば、C:\Users\jsmith\AppData\Local\Progress\DataDirect\MongoDB_Schemaです

技術的問題の診断に役立つファイルはどこにありますか。

特定の問題の解決に役立つ診断ダンプ・ファイルを生成できます。このファイルには次の情報が含まれます:
  • 更新情報

  • インストーラ・ログ

  • Oracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サーバー、Oracle Business Intelligenceサーバー、およびその他のクリティカルなコンポーネントのステータス情報を含むアプリケーション・コンポーネント・ログ

  • Jettyログ

  • データ・セキュリティ基準(DSS)ログ

  • Webcatメタデータ・プラグイン・ログ

  • Derbyログ

  • サーバー管理ワークベンチ(SAW)サーバー・ログ

  • Oracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サーバー・ログ

  • Oracle Business Intelligenceサーバー・ログ

  1. コマンド・プロンプトでOracle Analytics Desktopのインストール・ディレクトリ(C:\Program Files\Oracle Analytics Desktopなど)に移動します。
  2. diagnostic_dump.cmdと入力して、.zip出力ファイルの名前(output.zipなど)を入力します。
  3. [Enter]を押してコマンドを実行します。

    診断出力.zipファイルはインストール・ディレクトリにあります。

特定の問題に関する詳細情報が必要です

発生している問題に関する詳細情報を入手するために使用できる、もう1つの便利なリソースは、コミュニティ・フォーラムです。

フォーラムはここにあります: Oracleコミュニティ・フォーラム