他のクラウド・プロバイダとのOracle Cloudの接続について

クラウド・ワークロードは、様々なビジネスおよび技術的な理由で、Oracle Cloudおよび1つ以上の他のクラウド・プロバイダで実行できます。クロス・クラウド・ワークロードは、Oracle Cloudと他のクラウド・プロバイダとの間で、セキュアで待機時間の短い相互接続を必要とします。

マルチオフ配置では、複数のクラウド・プロバイダの公開クラウド・サービスが使用されます。

次に例をいくつか示します。

Oracle Cloudで実行されているOracle E-Business Suiteで、Microsoft Azure Data Lakeにレプリケートされたデータセット(分析用)があります。
Oracle Cloudで稼働するデータベースを使用してMicrosoft Azureでデプロイされる.NETアプリケーション

このソリューションでは、マルチクラウドという用語が複数のパブリック・クラウドを指していることに注意してください。プライベート・クラウドとパブリック・クラウドにまたがる環境は、ハイブリッド・クラウドのデプロイメントとみなされます。

このアーキテクチャは、Oracle Cloudのデータベースに接続されているサード・パーティ・クラウドで実行されているアプリケーションを示しています。

クラウド内のリソースを管理および保守するには、両方のクラウドへのプライベート・アクセスが必要です。
- Oracle Cloud Infrastructure FastConnect仮想回路またはIPSec VPN接続のいずれかを使用して、データ・センターからOracle Cloudにプライベート接続を設定できます。FastConnectは、パブリック・インターネットをバイパスする専用の接続を提供します。IPSec VPNの接続は、公開インターネットを介してセキュア・トンネルです。
- 他のクラウド・プロバイダのリソースを管理するには、同様のプライベート・アクセス権が必要です。
アーキテクチャの中で示すように、マルチクラウドのトポロジの重要な要件は、クラウド・プロバイダ間でのセキュアで待機時間の少ない接続です。
Oracle Cloudを使用してサード・パーティ・クラウドを相互接続する方法は、セキュリティの制約、待機時間の要件および予算によって異なります。