リカバリ・カタログのデータ・ポンプ・エクスポートは、データベースの内容をバックアップする方法としてよく利用されます。データ・ポンプ・エクスポートを使用してリカバリ・カタログの論理バックアップを行う予定の場合に、Oracle Databaseの複数バージョンをまたいでエクスポートする場合の互換性の詳細は、『Oracle Databaseユーティリティ』を参照してください。
新しいバージョンのデータベースからエクスポートした内容を、古いバージョンで稼働するデータベースにインポートすることはできません。リカバリ・カタログで使用した古いバージョンのOracle Databaseのリカバリ・カタログ・データは、エクスポート・ユーティリティを使用してエクスポートしります。
たとえば、リリース9.2.0.5データベースからリカバリ・カタログのデータをエクスポートして、これを障害時リカバリの目的でリリース8.1.7.4のOracleにインポートする場合、リリース8.1.7.4のエクスポート・ユーティリティを指定してエクスポート操作を行う必要があります。このリリースを指定しない場合、インポート操作は失敗します。