このビューには、アーカイブREDOログ・ファイルとアーカイブされていないREDOログ・ファイルの履歴情報が含まれます。このビューは、ターゲット・データベースの制御ファイル内のV$ARCHIVED_LOG
ビューに対応しています。
Oracleは、オンラインREDOログが正常にアーカイブされた後にアーカイブREDOログ・レコードを挿入します。アーカイブされていないログが消去された場合、レコードはNULL
に設定されたNAME
列に挿入されます。
ログが複数回アーカイブされた場合、このビューには、THREAD#
、SEQUENCE#
およびRESETLOGS_CHANGE#
が同じで名前が異なる複数のアーカイブ・ログ・レコードが含まれます。
アーカイブ・ログ・レコードは、アーカイブ・ログがバックアップ・セットまたはコピーからリストアされたときにも挿入されます。
レコードが制御ファイルより古い場合、アーカイブ・ログ・レコードはなくなります。
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
DB_KEY |
NUMBER |
リカバリ・カタログ内のこのデータベースに対する主キー。この列を使用して、他のほとんどのカタログ・ビューと結合します。 |
DBINC_KEY |
NUMBER |
このレコードが属しているターゲット・データベースのインカネーションに対する主キー。この列を使用して、RC_DATABASE_INCARNATION と結合します。 |
DB_NAME |
VARCHAR2(8) |
このレコードが属しているデータベース・インカネーションのDB_NAME 。 |
AL_KEY |
NUMBER |
リカバリ・カタログ内のアーカイブREDOログの主キー。RMANがリカバリ・カタログに接続している間にLIST コマンドを発行すると、この値が出力のKEY 列に表示されます。 |
RECID |
NUMBER |
V$ARCHIVED_LOG のアーカイブREDOログのRECID 。RECID とSTAMP は、ターゲット・データベース制御ファイル内でこのレコードを一意に識別する連結主キーを構成します。 |
STAMP |
NUMBER |
V$ARCHIVED_LOG のアーカイブREDOログのSTAMP。RECID とSTAMP は、ターゲット・データベース制御ファイル内でこのレコードを一意に識別する連結主キーを構成します。 |
NAME |
VARCHAR2(1024) |
アーカイブREDOログのファイル名。 |
THREAD# |
NUMBER |
REDOスレッドの番号。 |
SEQUENCE# |
NUMBER |
ログ順序番号。 |
RESETLOGS_CHANGE# |
NUMBER |
レコード作成時における最新のRESETLOGS のSCN 。 |
RESETLOGS_TIME |
DATE |
レコード作成時における最新のRESETLOGS のタイムスタンプ。 |
FIRST_CHANGE# |
NUMBER |
このREDOログの最初のSCN。 |
FIRST_TIME |
DATE |
REDOログに切り替えた時刻。 |
NEXT_CHANGE# |
NUMBER |
スレッド内にある次のREDOログの最初のSCN。 |
NEXT_TIME |
DATE |
スレッド内にある次のREDOログの最初のタイムスタンプ。 |
BLOCKS |
NUMBER |
このアーカイブ・ログのサイズ(オペレーティング・システム・ブロック数)。 |
BLOCK_SIZE |
NUMBER |
ブロック・サイズ(バイト)。 |
COMPLETION_TIME |
DATE |
REDOログをアーカイブまたはコピーした時刻。 |
ARCHIVED |
VARCHAR2(3) |
ログがアーカイブされたかどうかを、YES (REDOログがアーカイブされた場合)またはNO (オンラインREDOログのファイル・ヘッダーが検査され、レコードがV$ARCHIVED_LOG に追加された場合)で示します。オンライン・ログを検査すると、そのアーカイブ・ログ・レコードが作成され、RMANのリカバリ中に適用できます。Oracleは、ARCHIVED をNO に設定し、オンライン・ログがバックアップされないようにします。 |
STATUS |
VARCHAR2(1) |
アーカイブREDOログの状態。A (使用可能)、U (使用不可能)、D (削除済)またはX(期限切れ)。 |
IS_STANDBY |
VARCHAR2(3) |
このログをアーカイブしたデータベース。スタンバイ・データベースに属している場合はY 、プライマリ・データベースに属している場合はN 。 |
DICTIONARY_BEGIN |
VARCHAR2(3) |
このアーカイブ・ログにLogMinerディクショナリの開始が含まれているかどうかをYES またはNO で示します。
|
DICTIONARY_END |
VARCHAR2(3) |
このアーカイブ・ログにLogMinerディクショナリの終了が含まれているかどうかをYES またはNO で示します。この値の解釈は、DICTIONARY_BEGIN の説明を参照してください。 |
IS_RECOVERY_DEST_FILE |
VARCHAR2(3) |
このコピーは高速リカバリ領域に格納されます。YES またはNO 。 |
COMPRESSED |
VARCHAR2(3) |
内部使用のみ。 |
CREATOR |
VARCHAR2(7) |
次のアーカイブREDOログの作成者。
|
TERMINAL |
VARCHAR2(3) |
このログが、スタンバイ・データベースのターミナル・リカバリ中に作成されたログかどうかを示します。値はYES またはNO です。 |
SITE_KEY |
NUMBER |
このファイルと関連付けられているData Guardデータベースの主キー。Data Guard環境にある各データベースのSITE_KEY の値は一意です。SITE_KEY を使用してRC_SITE ビューと結合すると、データベースのDB_UNIQUE_NAME を取得できます。 |