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Oracle® Database SQL言語リファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56299-08
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NLS_INITCAP

構文

nls_initcap.gifの説明が続きます。
図「nls_initcap.gif」の説明

用途

NLS_INITCAPは、各単語の最初の文字を大文字、残りの文字を小文字にしてcharを戻します。単語は空白または英数字以外の文字で区切ります。

charおよび'nlsparam'は、CHARVARCHAR2NCHARまたはNVARCHAR2データ型です。戻される文字列は、VARCHAR2データ型であり、charと同じキャラクタ・セットです。

'nlsparam'の値は次の書式で指定します。

'NLS_SORT = sort'

sortは、言語ソート基準またはBINARYのいずれかです。言語ソート基準は、大文字と小文字の変換のために特別な言語要件を処理します。これらの要件によって、charと異なる長さの値が戻される場合があります。'nlsparam'を省略すると、このファンクションはセッションに対してデフォルトのソート基準を使用します。

このファンクションは、CLOBデータを直接的にサポートしていません。ただし、暗黙的なデータ変換を使用してCLOBを引数として渡すことはできます。


関連項目:

詳細は、「データ型の比較規則」を参照してください。

次に、ファンクションによって言語ソート基準がどのように異なる値を戻すかを示します。

SELECT NLS_INITCAP('ijsland') "InitCap"
  FROM DUAL;

InitCap
-------
Ijsland

SELECT NLS_INITCAP('ijsland', 'NLS_SORT = XDutch') "InitCap"
  FROM DUAL;

InitCap
-------
IJsland

関連項目:

ソート基準の詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。