構文
用途
クロス集計は、2つの名義変数の分析に使用する方法です。STATS_CROSSTAB
ファンクションは、2つの式とVARCHAR2
型の戻り値の3つの引数を取ります。expr1
およびexpr2
は、分析対象の2つの変数です。このファンクションは、3つ目の引数に従って1つの数値を戻します。3つ目の引数を指定しない場合、デフォルトでCHISQ_SIG
が戻り値になります。表5-4に、戻り値の意味を示します。
表5-4 STATS_CROSSTABの戻り値
戻り値 | 意味 |
---|---|
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カイ2乗の観測値 |
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カイ2乗の観測値の有意性 |
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カイ2乗の自由度 |
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ファイ係数 |
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クラメールのV統計 |
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一致係数 |
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コーエンのカッパ |
STATS_CROSSTABの例 次の例では、性別と収入水準の関連の強さを判断します。
SELECT STATS_CROSSTAB (cust_gender, cust_income_level, 'CHISQ_OBS') chi_squared, STATS_CROSSTAB (cust_gender, cust_income_level, 'CHISQ_SIG') p_value, STATS_CROSSTAB (cust_gender, cust_income_level, 'PHI_COEFFICIENT') phi_coefficient FROM sh.customers; CHI_SQUARED P_VALUE PHI_COEFFICIENT ----------- ---------- --------------- 251.690705 1.2364E-47 .067367056