次の項で説明するとおり、Oracle Databaseは、特定のスキーマに対応付けられたオブジェクトと、特定のスキーマに対応付けられていないオブジェクトを認識します。
スキーマとは、データの論理構造(スキーマ・オブジェクト)の集まりです。スキーマはデータベース・ユーザーによって所有され、そのユーザーと同じ名前を持ちます。ユーザーはそれぞれ1つのスキーマを所有します。スキーマ・オブジェクトの作成と操作はSQLで行うことができ、オブジェクトのタイプには次のものがあります。
次のタイプのオブジェクトもデータベースに格納され、SQLで作成および操作されますが、スキーマには含まれません。
各タイプのオブジェクトは、このマニュアルの第10章から第19章のデータベース・オブジェクトを作成する文の項で説明されています。これらの文は、キーワードCREATE
で始まります。たとえば、クラスタの定義については、「CREATE CLUSTER」を参照してください。
関連項目: データベース・オブジェクトの概要については、『Oracle Database概要』を参照してください。 |
ほとんどのデータベース・オブジェクトでは、作成時に名前を指定する必要があります。名前は、この後の項に示す規則に従って付けてください。