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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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DBA_WORKLOAD_REPLAYS

DBA_WORKLOAD_REPLAYSは、現在のデータベース内で実行されたワークロード・リプレイをすべて表示します。DBMS_WORKLOAD_REPLAY.GET_REPLAY_INFO()がコールされたリプレイも示します。1行につき1つのワークロード・リプレイに関する情報が示されます。

データ型 NULL 説明
ID NUMBER NOT NULL ワークロード・リプレイの内部キー
NAME VARCHAR2(128) NOT NULL ワークロード・リプレイの名前
DBID NUMBER NOT NULL ワークロードがリプレイされたデータベースのID
DBNAME VARCHAR2(10) NOT NULL ワークロードがリプレイされたデータベースの名前
DBVERSION VARCHAR2(128) NOT NULL ワークロードがリプレイされたデータベースのバージョン
PARALLEL VARCHAR2(3) ワークロードがリプレイされたデータベースがOracle RACデータベース(YES)またはシングル・インスタンス・データベース(NO)のどちらであるかを示す
DIRECTORY VARCHAR2(128) NOT NULL ワークロード・リプレイ用のディレクトリ・オブジェクトの名前
CAPTURE_ID NUMBER リプレイされた取得のID(DBA_WORKLOAD_CAPTURES.ID)
STATUS VARCHAR2(40) NOT NULL ワークロード・リプレイの現在の状態:
  • PREPARE - ワークロード・リプレイが開始され、クライアントの結合を待っている

  • IN PROGRESS - ワークロード・リプレイが進行中である

  • COMPLETED - ワークロード・リプレイが正常に完了した

  • CANCELLED - ワークロード・リプレイまたはワークロード準備がキャンセルされた

  • FAILED - エラーの発生によりワークロード・リプレイが異常終了した。詳細は、COMMENTS列を参照。

PREPARE_TIME DATE ワークロード準備を開始した日付
START_TIME DATE リプレイを開始した日付
END_TIME DATE リプレイを完了またはキャンセルした日付。リプレイが進行中の場合はNULL
DURATION_SECS NUMBER ワークロード・リプレイ時間(秒)
NUM_CLIENTS NUMBER NOT NULL このワークロード・リプレイ中に使用されたワークロード・リプレイのクライアント・プロセス数
NUM_CLIENTS_DONE NUMBER NOT NULL リプレイが完了したワークロード・リプレイのクライアント・プロセス数
FILTER_SET_NAME脚注 1 VARCHAR2(1000)
リプレイに使用されたフィルタ・セットの名前
DEFAULT_ACTION VARCHAR2(30) NOT NULL 将来の使用のために予約済
SYNCHRONIZATION VARCHAR2(9) 記録されているトランザクション・セマンティクスを維持する必要があるか(TRUE)ないか(FALSE)を示す

同期化がオンの場合、元のワークロード取得中に検出されたコミット順が保持される。リプレイされる各アクションが実行されるのは、依存コミットがすべて実行された後のみとなる。依存コミットは、元のワークロード取得の特定のアクションより前に発行されたコミット。

関連項目: リプレイ・パラメータの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』DBMS_WORKLOAD_REPLAY.PREPARE_REPLAY()を参照。

CONNECT_TIME_SCALE NUMBER NOT NULL リプレイ中に取得されたストリームに対する接続時間のスケール変更係数。この値はパーセンテージとして解釈される。デフォルト値の100は100%を意味する。

関連項目: リプレイ・パラメータの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』DBMS_WORKLOAD_REPLAY.PREPARE_REPLAY()を参照。

THINK_TIME_SCALE NUMBER NOT NULL リプレイ中に取得されたストリームに対する思考時間のスケール変更係数。取得された同じストリームからの2つの連続的なユーザー・コール間で経過する思考時間のスケーリングを行う。入力はパーセンテージとして解釈される。デフォルト値の100は100%を意味する。

関連項目: リプレイ・パラメータの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』DBMS_WORKLOAD_REPLAY.PREPARE_REPLAY()を参照。

THINK_TIME_AUTO_CORRECT VARCHAR2(5) 思考時間をコール間で自動的に修正する必要がある(TRUE)かない(FALSE)かを示す

TRUEの場合、リプレイが取得よりも遅くなった場合に思考時間が短縮される。

FALSEの場合、アクションは発生しない。

関連項目: リプレイ・パラメータの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』DBMS_WORKLOAD_REPLAY.PREPARE_REPLAY()を参照。

SCALE_UP_MULTIPLIER NUMBER NOT NULL 複数の取得のリプレイの前に、SCALE_UP_MULTIPLIERを使用してワークロード取得の問合せ部分をスケールアップする。取得された各セッションの問合せは、SCALE_UP_MULTIPLIERの値と同じ回数だけ同時にリプレイされる。
USER_CALLS NUMBER リプレイされたユーザー・コールの合計数
DBTIME NUMBER リプレイに対する累積データベース時間
NETWORK_TIME NUMBER リプレイに対する累積ネットワーク時間
THINK_TIME NUMBER リプレイに対する累積思考時間
PAUSE_TIME NUMBER
停止状態のリプレイに費やされた時間
ELAPSED_TIME_DIFF NUMBER 将来の使用のために予約済
AWR_DBID NUMBER このワークロード・リプレイに対応するAWRスナップショットのデータベースID。現在のデータベース内で実行されたリプレイでは、この値は現在のデータベースのDBIDに等しい。その他のデータベース内で実行されたリプレイでは、この値にNULLまたはDBMS_WORKLOAD_REPLAY.IMPORT_AWR()が移入される。
AWR_BEGIN_SNAP NUMBER このワークロード・リプレイに対応するAWRスナップショットのスナップショットIDを開始する
AWR_END_SNAP NUMBER このワークロード・リプレイに対応するAWRスナップショットのスナップショットIDを終了する
AWR_EXPORTED VARCHAR2(12) このワークロード・リプレイに対応するAWRスナップショットが、DBMS_WORKLOAD_REPLAY.EXPORT_AWR()を使用してエクスポートされた(YES)またはされない(NO)、リプレイが進行中のためエクスポートできない、正常に完了した、異なるデータベース内で取得したためエクスポートされない(NOT POSSIBLE)ことを示す
ERROR_CODE NUMBER このワークロード・リプレイのエラー・コード
ERROR_MESSAGE VARCHAR2(300) このワークロード・リプレイのエラー・メッセージ
DIR_PATH VARCHAR2(4000) NOT NULL ワークロード・リプレイ・ディレクトリ・オブジェクトの完全なディレクトリ・パス
REPLAY_DIR_NUMBER NUMBER
このビューの他の列(NAMEDBIDDBNAMEPREPARE_TIMESTART_TIMEEND_TIME列など)の値に基づいて計算されハッシュ値。すべてのリプレイに対して完全に一意である必要がある。この値を使用して、リプレイ・ディレクトリ下のサブディレクトリが作成される。
SQLSET_OWNER脚注 1 VARCHAR2(128)
SQLチューニング・セットの所有者のユーザー名
SQLSET_NAME脚注 1 VARCHAR2(128)
このワークロード・リプレイのSQLチューニング・セットの名前
SCHEDULE_NAME脚注 2 VARCHAR2(128)
リプレイされるスケジュールの名前。1つまたは複数のワークロード取得およびそのリプレイを開始する順序を定義する。

SCHEDULE_NAMENULLの場合、リプレイはOracle Database 11gから導入された通常のリプレイであり、DBMS_WORKLOAD_REPLAY: INITIALIZE_REPLAYPREPARE_REPLAYおよびSTART_REPLAYからの既存のAPIを使用して実行される。

SCHEDULE_NAMENULL以外の場合、リプレイはOracle Database 11.2.0.4で導入された新しい統合リプレイとなる。つまり、DBMS_WORKLOAD_REPLAY: INITIALIZE_CONSOLIDATED_REPLAYPREPARE_CONSOLIDATED_REPLAYおよびSTART_CONSOLIDATED_REPLAYの新しいAPIを使用して実行される1つまたは複数のワークロード取得のリプレイとなる。

関連項目: 『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』DBMS_WORKLOAD_REPLAY


脚注 1 この列は、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)から使用可能です。

脚注 2 この列は、Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.4)から使用可能です。