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Oracle Enterprise Manager システム監視プラグイン・インストレーション・ガイド for Microsoft BizTalk Server
10gリリース2(10.2.0.2)

B31532-01

Oracle® Enterprise Manager

システム監視プラグイン・インストレーション・ガイド for Microsoft BizTalk Server

10gリリース2(10.2.0.2)

部品番号: B31532-01

原典情報: B28045-02 Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Installation Guide for Microsoft BizTalk Server 10g Release 2 (10.2.0.2)

2006年9月

このドキュメントには、Microsoft BizTalk Serverプラグインに関する簡単な説明、プラグインでサポートされるBizTalk Serverのバージョンおよびオペレーティング・システム・プラットフォームの詳細、およびプラグインのインストールの前提条件が記載されています。また、プラグインのダウンロード、インストール、検査および検証方法の手順も記載されています。

1 説明

Microsoft BizTalk Serverプラグインは、Oracle Enterprise Manager Grid Controlを拡張して、Microsoft BizTalk Server 2004の管理に対するサポートを追加します。Grid Control環境にプラグインをデプロイすると、Microsoft BizTalk Serverの次の管理機能を取得できます。

2 サポートされるバージョン

このプラグインでは、次のバージョンの製品がサポートされます。

3 前提条件

プラグインをデプロイする前に、次の前提条件を満たす必要があります。

4 プラグインのデプロイ

前提条件を満たしていることを確認した後、次の手順に従ってプラグインをデプロイします。

  1. Microsoft BizTalk Serverプラグインのアーカイブを、ブラウザを起動しているデスクトップまたはコンピュータにダウンロードします。アーカイブは、Oracle Technology Network(OTN)からダウンロードできます。

  2. スーパー管理者としてEnterprise Manager Grid Controlにログインします。

  3. Grid Controlホームページの右上隅にある「設定」リンクをクリックし、次に「設定」ページの左側にある「管理プラグイン」リンクをクリックします。

  4. 「インポート」をクリックします。

  5. 「参照」をクリックしてプラグインのアーカイブを選択します。

  6. 「リスト・アーカイブ」をクリックします。

  7. プラグインを選択して「OK」をクリックします。

  8. プラグインのデプロイ先のエージェントすべてに優先資格証明を設定したことを確認します。

  9. 「管理プラグイン」ページで、Microsoft BizTalk Serverプラグインの「デプロイ」列のアイコンをクリックします。管理プラグインのデプロイ・ウィザードが表示されます。

  10. 「エージェントの追加」をクリックして、プラグインのデプロイ先のエージェントを1つ以上選択します。ウィザードが再び表示され、選択したエージェントが表示されます。

  11. 「次へ」をクリックし、「終了」をクリックします。

    優先資格証明が設定されていないというエラー・メッセージが表示された場合、「プリファレンス」ページに移動してエージェント・ターゲット・タイプの優先資格証明を追加します。

5 監視対象インスタンスの追加

プラグインを正常にデプロイした後、プラグイン・ターゲットを集中監視および管理するために、次の手順に従ってGrid Controlに追加します。

  1. Microsoft BizTalkプラグインをデプロイしたエージェントのホームページで、「追加」ドロップダウン・リストからMicrosoft BizTalkターゲット・タイプを選択し、「実行」をクリックします。Microsoft BizTalkの追加ページが表示されます。

  2. プロパティに次の情報を入力します。

    • 名前: すべてのGrid Controlターゲットに使用される一意のターゲット名(Biztalk2k4_Hostnameなど)。この名前は、Grid Control内のすべてのユーザー・インタフェースで、このMicrosoft Biztalk Server 2004ターゲットを表します。

    • ホスト: ホストの完全名(machineA.comなど、ドメイン名を含む)またはIPアドレス。

    • ユーザー名: ホストのユーザー名。管理者ユーザーである必要があります。リモート・エージェント監視の場合のみ必要です。

    • パスワード: ユーザー名のパスワード。リモート・エージェント監視の場合のみ必要です。

    • エージェントの場所: 「リモート」は、BizTalk Server 2004ターゲットを監視するエージェントが監視対象ターゲットと同じコンピュータにないことを指定します。(詳細は、「リモート・エージェントの構成」を参照してください。)「ローカル」は、ターゲットを監視するエージェントが監視対象ターゲットと同じコンピュータにあることを指定します。「リモート」および「ローカル」では大小文字が区別されるため、小文字にする必要があることに注意してください。

  3. 「接続テスト」をクリックして、入力したパラメータ(パスワードなど)が正しいことを確認します。

  4. 接続テストが成功した場合、手順2の暗号化されたパラメータを再入力して、「OK」をクリックします。


    注意

    プラグインをデプロイして、環境内で1つ以上のターゲットを監視するように構成した後、プラグインの監視設定をカスタマイズできます。これにより、環境の特別な要件を満たすようにメトリックの収集間隔およびしきい値の設定を変更できます。メトリックの収集を1つ以上無効にした場合、メトリックなどに関するレポートに影響を与える可能性があります。  


6 プラグインの検査および検証

プラグインでデータの収集が開始するまで数分間待機した後、次の手順を使用して、プラグイン・ターゲットがEnterprise Managerで適切に監視されていることを検査および検証します。

  1. エージェントのホームページの「監視ターゲット」表で、BizTalk Serverターゲット・リンクをクリックします。Microsoft BizTalk Serverのホームページが表示されます。

  2. 「メトリック」表に、メトリック収集エラーが報告されていないことを確認します。

  3. 「レポート」プロパティ・ページを選択して、レポートが表示されていること、およびエラーが報告されていないことを確認します。

7 リモート・エージェントの構成

プラグインのデプロイ手順は、リモート・エージェント監視とローカル・エージェント監視で共通です。ただし、エージェントがプラグイン・ターゲットのリモート・コンピュータにある場合、プラグインのあるコンピュータのWindows Management Instrumentation(WMI)データにアクセスするように構成する必要があります。

コンピュータAでエージェントが実行されており、コンピュータBにターゲットがインストールされている場合、コンピュータAを次のように設定します。

  1. Windowsの「コントロール パネル」に移動し、「管理ツール」→「サービス」を選択します。

  2. エージェントが実行されているコンピュータのリストから「Oracle Enterprise Managerエージェント・サービス」を選択します。

  3. サービスを右クリックして「プロパティ」を選択します。

  4. 「ログオン」タブをクリックします。デフォルトでは、サービスはローカル・システムのアカウントで開始します。

  5. 「アカウント」ラジオ・ボタンを選択してデフォルト・アカウントを変更し、コンピュータAおよびコンピュータBの両方に存在するアカウントおよびパスワードを指定します。

    アカウントは管理者グループのメンバーである必要があります。また、アカウントにはコンピュータBに対する管理権限が必要です。パスワードは空白のままにしないでください。

  6. 「OK」をクリックしてエージェント・サービスを再開します。

  7. 両方のコンピュータでWindows Management Instrumentationサービスが実行中であることを確認してください。

これで、エージェントがプラグイン・ターゲットのリモート・コンピュータからデータを収集できるようになります。前述の構成を開始しない場合、プラグイン・ターゲット・メトリックのメトリック収集エラーが表示される可能性があります。

Enterprise Manager内でメトリック収集エラーが確実に発生しないようにするには、WMIの設定についてMicrosoft社のドキュメントを参照することをお薦めします。追加構成の詳細は、Microsoft社のWebサイトでMicrosoft社のドキュメントを参照してください。


注意

リモート・エージェントの場合、エージェントのインストール先プラットフォームは、BizTalk ServerをサポートしていないWindowsタイプにすることができます。たとえば、BizTalk ServerがWindows 2003上で稼働している場合、Windows XPにリモート・エージェントをインストールして監視することができます。 


8 プラグインのアンデプロイ

プラグインをエージェントからアンデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. スーパー管理者としてEnterprise Manager Grid Controlにログインします。

  2. 「ターゲット」タブを選択して、次に「すべてのターゲット」サブタブを選択します。「すべてのターゲット」ページが表示されます。

  3. Microsoft BizTalk Serverプラグイン・ターゲットを選択して「削除」をクリックします。この手順は、プラグインのすべてのターゲットに対して実行する必要があります。

  4. プラグインのデプロイ先のエージェントに優先資格証明が設定されていることを確認します。

  5. 「すべてのターゲット」ページの右上隅にある「設定」リンクをクリックし、次に「設定」ページの左側にある「管理プラグイン」リンクをクリックします。「管理プラグイン」ページが表示されます。

  6. Microsoft BizTalk Serverプラグインの「アンデプロイ」列のアイコンをクリックします。「管理プラグインのアンデプロイ」ページが表示されます。

  7. Microsoft BizTalk Serverプラグインに現在デプロイされているエージェントをすべて選択して「OK」をクリックします。

    プラグインをEnterprise Managerから完全に削除するには、システムのすべてのエージェントからアンデプロイする必要があります。

  8. 「管理プラグイン」ページでMicrosoft BizTalk Serverプラグインを選択して、「削除」をクリックします。

9 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility Program のWeb サイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

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アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、 (800)446-2398にお電話ください。

10 サポートおよびサービス

次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。

Oracleサポート・サービス

オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。

http://www.oracle.co.jp/support/

製品マニュアル

製品のマニュアルは、次のURLにあります。

http://otn.oracle.co.jp/document/

研修およびトレーニング

研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。

http://www.oracle.co.jp/education/

その他の情報

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