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Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in インストレーション・ガイド for Microsoft Internet Information Services
リリース10(2.2.2.1.0)

B54817-01

Oracle® Enterprise Manager

System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for Microsoft Internet Information Services

リリース10(2.2.2.1.0)

部品番号: B54817-01

2009年5月

Microsoft Internet Information Servicesは、Microsoft Windows Server 2003およびMicrosoft Windows Server 2008のすべてのバージョンで使用できるWebサーバーです。

Oracle System Monitoring Plug-in for Microsoft Internet Information Servicesは、Oracle Enterprise Manager Grid Control(Grid Control)を拡張して、Microsoft Internet Information Servicesの複数のインスタンスの管理に対するサポートを追加します。

『Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for Microsoft Internet Information Services』(このドキュメント)では、まずプラグインの概要を説明し、次にプラグインをダウンロード、デプロイ、検査および検証するための各手順を説明します。


注意:

このドキュメントの最新バージョンは、次のURLでアクセスできるOracle Technology Network(OTN)でいつでも参照できます。

http://www.oracle.com/technology/documentation/oem.html

メイン・ドキュメント・ページで、表から「View Library」をクリックします。Enterprise Managerドキュメント・ライブラリ・ページで、「Documentation」タブをクリックし、ポートレット「System Monitoring Plug-ins」のこのドキュメントまで下にスクロールします。 


1 プラグインの概要

System Monitoring Plug-in for Microsoft Internet Information Servicesは、Oracle Enterprise Manager Grid Controlを拡張して、Microsoft Internet Information Servicesの複数のインスタンスの管理に対するサポートを追加します。このプラグインをGrid Control環境にデプロイすることで、次の管理機能を使用できるようになります。

2 サポートされるバージョン

このプラグインでは、次のバージョンの製品がサポートされます。

3 前提条件

プラグインをデプロイする前に、次の前提条件を満たす必要があります。

4 プラグインのデプロイ

前提条件を満たしていることを確認した後、次の手順に従って管理プラグインをデプロイします。

  1. Microsoft Internet Information Services Serverプラグインのアーカイブを、ブラウザを起動しているデスクトップまたはコンピュータにダウンロードします。アーカイブは、Oracle Technology Network(OTN)または製品のDVDからダウンロードできます。

  2. スーパー管理者としてEnterprise Manager Grid Controlにログインします。

  3. Grid Controlホームページの右上隅にある「設定」リンクをクリックし、次に「設定」ページの左側にある「管理プラグイン」リンクをクリックします。

  4. 「インポート」をクリックします。

  5. 「参照」をクリックしてプラグインのアーカイブを選択します。

  6. 「リスト・アーカイブ」をクリックします。

  7. プラグインを選択して「OK」をクリックします。

  8. プラグインのデプロイ先のエージェントすべてに優先資格証明を設定したことを確認します。

  9. 「管理プラグイン」ページで、Microsoft Internet Information Services Serverの「デプロイ」列のアイコンをクリックします。管理プラグインのデプロイ・ウィザードが表示されます。

  10. 「エージェントの追加」をクリックして、プラグインのデプロイ先のエージェントを1つ以上選択します。ウィザードが再び表示され、選択したエージェントが表示されます。

  11. 「次へ」をクリックし、「終了」をクリックします。

    優先資格証明が設定されていないというエラー・メッセージが表示された場合、「プリファレンス」ページに移動してエージェント・ターゲット・タイプの優先資格証明を追加します。

5 監視対象インスタンスの追加

プラグインが正常にデプロイできたら、次の手順に従って、プラグイン・ターゲットをGrid Controlに追加します。これにより、ターゲットが集中的な監視および管理の対象になります。

  1. Microsoft Internet Information Servicesプラグインをデプロイしたエージェントのホームページで、「追加」ドロップダウン・リストからMicrosoft IISターゲット・タイプを選択し、「実行」をクリックします。Microsoft Internet Information Servicesの追加ページが表示されます。

  2. プロパティに次の情報を入力します。

    • 名前: すべてのGrid Controlターゲットに使用される一意のターゲット名
      iis_Hostnameなど)。この名前は、Grid Control内のすべてのユーザー・インタフェースで、このMicrosoft Internet Information Servicesターゲットを表します。

    • ホスト: ホストの完全名(machineA.comなど、ドメイン名を含む)またはIPアドレス。

    • ユーザー名: ホストのユーザー名。管理者ユーザーである必要があります。リモート・エージェント監視の場合のみ必要です。

    • パスワード: ユーザー名のパスワード。リモート・エージェント監視の場合のみ必要です。

    • エージェントの場所: 「リモート」は、Internet Information Servicesターゲットを監視するエージェントが監視対象ターゲットと同じコンピュータにないことを指定します。(詳細は、「リモート・エージェントの構成」を参照してください。)「ローカル」は、ターゲットを監視するエージェントが監視対象ターゲットと同じコンピュータにあることを指定します。「リモート」および「ローカル」では大/小文字が区別されるため、小文字にする必要があることに注意してください。

  3. 「接続テスト」をクリックして、入力したパラメータ(パスワードなど)が正しいことを確認します。

  4. 接続テストが成功した場合、手順2の暗号化されたパラメータを再入力して、「OK」をクリックします。


    注意:

    プラグインをデプロイし、環境内で監視する1つ以上のターゲットを構成したら、次はプラグインの監視設定をカスタマイズできます。具体的には、使用する環境の特別な要件に合せて、メトリックの収集間隔やしきい値の設定を変更できます。なお、1つ以上のメトリックについて収集を無効にした場合、それらのメトリックを使用したレポートに影響が及ぶ可能性があります。  


6 プラグインの検査および検証

プラグインでデータの収集が開始するまで数分間待機した後、次の手順を使用して、プラグイン・ターゲットがEnterprise Managerで適切に監視されていることを検査および検証します。

  1. エージェントのホームページの「監視ターゲット」表で、Internet Information Services Serverターゲット・リンクをクリックします。Microsoft Internet Information Services Serverのホームページが表示されます。

  2. 「メトリック」表に、メトリック収集エラーが報告されていないことを確認します。

  3. 「レポート」プロパティ・ページを選択して、レポートが表示されていること、およびエラーが報告されていないことを確認します。

7 プラグインのアップグレード

  1. Microsoft Internet Information Servicesプラグインのアーカイブを、ブラウザを起動しているデスクトップまたはコンピュータにダウンロードします。アーカイブは、Oracle Technology Network(OTN)からダウンロードできます。

  2. スーパー管理者としてEnterprise Manager Grid Controlにログインします。

  3. Grid Controlホームページの右上隅にある「設定」リンクをクリックし、次に「設定」ページの左側にある「管理プラグイン」リンクをクリックします。

  4. 「インポート」をクリックします。

  5. 「参照」をクリックし、アップグレード用にダウンロードしたプラグインのアーカイブを選択します。

  6. 「リスト・アーカイブ」をクリックします。

  7. プラグインを選択して「OK」をクリックします。

  8. プラグインのデプロイ先のエージェントすべてに優先資格証明が設定されていることを確認します。

  9. より高いバージョンのプラグインをデプロイするエージェントに対して、Microsoft Internet Information Servicesプラグイン・ターゲットをブラックアウトします。必ず即時ブラックアウトを選択してください。

  10. 「管理プラグイン」ページで、Microsoft Internet Information Servicesプラグインの「デプロイ」列のアイコンをクリックします。管理プラグインのデプロイ・ウィザードが表示されます。

  11. 「エージェントの追加」をクリックして、プラグインのデプロイ先のエージェントを1つ以上選択します。ウィザードが再び表示され、選択したエージェントが表示されます。

  12. 「次へ」をクリックし、「終了」をクリックします。

    優先資格証明が設定されていないというエラー・メッセージが表示された場合、「プリファレンス」ページに移動してエージェント・ターゲット・タイプの優先資格証明を追加します。

  13. ターゲットのブラックアウトを削除します(手順9を行った場合のみ必須)。

8 リモート・エージェントの構成

プラグインのデプロイ手順は、リモート・エージェント監視とローカル・エージェント監視で共通です。ただし、エージェントがプラグイン・ターゲットのリモート・コンピュータにある場合、プラグインのあるコンピュータのWindows Management Instrumentation(WMI)データにアクセスするように構成する必要があります。

コンピュータAでエージェントが実行されており、コンピュータBにターゲットがインストールされている場合、コンピュータAを次のように設定します。

  1. Windowsの「コントロール パネル」に移動し、「管理ツール」→「サービス」を選択します。

  2. エージェントが実行されているコンピュータのリストから「Oracle Enterprise Managerエージェント・サービス」を選択します。

  3. サービスを右クリックして「プロパティ」を選択します。

  4. 「ログオン」タブをクリックします。デフォルトでは、サービスはローカル・システムのアカウントで開始します。

  5. 「アカウント」ラジオ・ボタンを選択してデフォルト・アカウントを変更し、コンピュータAおよびコンピュータBの両方に存在するアカウントおよびパスワードを指定します。

    アカウントは管理者グループのメンバーである必要があります。また、アカウントにはコンピュータBに対する管理権限が必要です。パスワードは空白のままにしないでください。

  6. 「OK」をクリックしてエージェント・サービスを再開します。

  7. 両方のコンピュータでWindows Management Instrumentationサービスが実行中であることを確認してください。

これで、エージェントがプラグイン・ターゲットのリモート・コンピュータからデータを収集できるようになります。前述の構成を開始しない場合、プラグイン・ターゲット・メトリックのメトリック収集エラーが表示される可能性があります。

Enterprise Manager内でメトリック収集エラーが確実に発生しないようにするには、WMIの設定についてMicrosoft社のドキュメントを参照することをお薦めします。追加構成の詳細は、Microsoft社のWebサイトでMicrosoft社のドキュメントを参照してください。


注意:

リモート・エージェントの場合、エージェントのインストール先プラットフォームは、Internet Information ServicesをサポートしていないWindowsタイプにすることができます。たとえば、Internet Information ServicesがWindows 2003上で稼働している場合、Windows XPにリモート・エージェントをインストールして監視することができます。 


9 プラグインのアンデプロイ

プラグインをエージェントからアンデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. スーパー管理者としてEnterprise Manager Grid Controlにログインします。

  2. 「ターゲット」タブを選択して、次に「すべてのターゲット」サブタブを選択します。

  3. Microsoft Internet Information Servicesプラグイン・ターゲットを選択して「削除」をクリックします。この手順は、プラグインのすべてのターゲットに対して実行する必要があります。

  4. プラグインのデプロイ先のエージェントに優先資格証明が設定されていることを確認します。

  5. 「すべてのターゲット」ページの右上隅にある「設定」リンクをクリックし、次に「設定」ページの左側にある「管理プラグイン」リンクをクリックします。「管理プラグイン」ページが表示されます。

  6. Microsoft Internet Information Servicesプラグインの「アンデプロイ」列のアイコンをクリックします。「管理プラグインのアンデプロイ」ページが表示されます。

  7. Microsoft Internet Information Servicesプラグインに現在デプロイされているエージェントをすべて選択して「OK」をクリックします。

    プラグインをEnterprise Managerから完全に削除するには、システムのすべてのエージェントからアンデプロイする必要があります。

  8. 「管理プラグイン」ページでMicrosoft Internet Information Servicesプラグインを選択して、「削除」をクリックします。

10 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility Program のWeb サイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

聴覚に障害があるお客様のOracleサポート・サービスへのアクセス

Oracleサポート・サービスに連絡するには、電気通信リレー・サービス(TRS)をご利用いただき、Oracleサポート(+1-800-223-1711)までお電話ください。Oracleサポート・サービスの技術者が、Oracleサービス・リクエストのプロセスに従って、技術的な問題を処理し、お客様へのサポートを提供します。TRSの詳細情報はhttp://www.fcc.gov/cgb/consumerfacts/trs.htmlを、電話番号のリストはhttp://www.fcc.gov/cgb/dro/trsphonebk.htmlを参照してください。

11 サポートおよびサービス

次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。

Oracleサポート・サービス

オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。

http://www.oracle.com/lang/jp/support/index.html

製品マニュアル

製品のマニュアルは、次のURLにあります。

http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html

研修およびトレーニング

研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。

http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=3

その他の情報

オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。

http://www.oracle.com/lang/jp/index.html 
http://www.oracle.com/technology/global/jp/index.html


注意:

ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。 



Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for Microsoft Internet Information Services, リリース10(2.2.2.1.0)

部品番号: B54817-01

Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Installation Guide for Microsoft Internet Information Services, Release 10 (2.2.2.1.0)

原本部品番号: E14543-01

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