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Oracle SOA Suite開発者ガイド
10g(10.1.3.1.0)
B31839-01
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6.13 Oracle Enterprise Service Busフローのテストと検証

Oracle Enterprise Service Busフローをテストおよび検証するには、Oracle Enterprise Managerまたは他のテスト・ツールを使用して、SOAP経由でESBサービスのいずれかを起動します。 複数のアウトバウンド・サービスを起動するルーティング・サービスを起動することで、個々のアウトバウンド・サービスまたはフロー全体をテストできます。


注意:

ESBには、エラー・ロギング、エラー通知、およびエラーを自動または手動で再試行するための、実行時エラー処理機能があります。 Oracle ESB Controlでの実行時エラー処理については、第12.11項「メッセージ・インスタンス処理でのエラー処理」を参照してください。

6.13.1 Oracle Enterprise Managerを使用したESBサービスのテスト方法

Oracle Enterprise Manager Application Server Controlを使用すると、Oracle JDeveloper ESB Designerで設計したESBサービスをテストできます。 ESBプロジェクトのサービスをテストする前に、プロジェクトを統合サーバーまたはローカルESBサーバーに登録してください。 第6.12.1項「ESBサーバーへのESBサービスの登録方法」を参照してください。

Oracle JDeveloper ESB Designerで作成したESBプロジェクトのサービスをテストするには、Oracle Enterprise ManagerのWebサービスのテスト機能を使用します。

Oracle Enterprise Managerを使用してテストする手順は、次のとおりです。

  1. 使用しているシステムのOracle Enterprise Manager Application Server Controlを開きます。

  2. ユーザー名とパスワードを入力してログインします。

  3. 「すべてのアプリケーション・サーバー」のリストで、アプリケーション・サーバーをクリックします。

    たとえば、「ホーム」アプリケーション・サーバーをクリックします。

  4. アプリケーション・サーバー・ページで、「Webサービス」リンクをクリックします。

    図6-18に示すように、Webサービスのリストが表示されます。

    図6-18 Oracle Enterprise ManagerのWebサービス

    図6-18の説明は次にあります。
    「図6-18 Oracle Enterprise ManagerのWebサービス」の説明

  5. Webサービスを選択し、「サービスのテスト」ボタンをクリックします。

    図6-19に示すように、Webサービスのテスト・ページが表示されます。

    図6-19 Oracle Enterprise ManagerのWebサービスのテスト

    図6-19の説明は次にあります。
    「図6-19 Oracle Enterprise ManagerのWebサービスのテスト」の説明

  6. Webサービスのテスト・ページで、「Webサービスのテスト」ボタンをクリックします。

    テスト・ページが表示されます。

  7. サービスをテストするために、図6-20に示すように、テスト・ページの各フィールドにデータを入力します。

    図6-20 Oracle Enterprise Managerのテスト・ページ

    図6-20の説明は次にあります。
    「図6-20 Oracle Enterprise Managerのテスト・ページ」の説明

  8. サンプル・データを入力した後、「起動」をクリックしてテスト結果ページを表示します。

    ページにエラーがないかどうかを確認します。 結果を表示した後、テスト・ページを閉じることができます。

  9. 図6-21に示すように、Oracle ESB Controlの「インスタンス」を表示して、サンプル・データでメッセージ・インスタンスが正常に処理されたかどうかを確認します。 Oracle ESB Controlの「インスタンス」ビューについては、第12.6項「「インスタンス」ビューを使用したメッセージ・インスタンスの監視」を参照してください。

  10. 必要に応じてエラーを修正し、テスト処理を繰り返します。

図6-21 Oracle ESB Control - 正常に処理されたことを示す「インスタンス」ビュー

図6-21の説明は次にあります。
「図6-21 Oracle ESB Control - 正常に処理されたことを示す「インスタンス」ビュー」の説明

6.13.2 Oracle Enterprise Managerによるテスト時の処理内容

Oracle Enterprise Managerを使用してテストするときは、メッセージ・インスタンスにサンプル値を使用して、ESBプロジェクトのサービスに関連付けられたWebサービスを起動します。 これによって、メッセージ・インスタンスの実行時処理に類似した処理が実行されます。

Oracle ESB Controlの「インスタンス」ビューで、メッセージ・インスタンスが正常に処理されたかどうかを監視できます。 第12.6項「「インスタンス」ビューを使用したメッセージ・インスタンスの監視」を参照してください。