インストールを開始する前に、次の注意事項に目を通してください。
Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters をインストールするためには、クラスタに最初のクラスタフレームワークがすでにインストールされ、クラスタが動作している必要があります。クラスタソフトウェアの初期インストールについては、『Sun Cluster 3.1 ソフトウェアのインストール』を参照してください。
VERITAS Volume Manager (VxVM) と RAID Manager のどちらのボリュームマネージャを使用するか決定します。
ソフトウェアを使用するために必要なライセンスを取得しているか確認します。たとえば、VxVM を使用する場合は、vxlicense -p 検査コマンドを実行し、Volume Manager クラスタ機能を対象とした有効なライセンスをインストール済みであるか確認します。ライセンスのインストールが不正であったり不完全であったりすると、ノードが異常終了する可能性があります。
Sun Enterprise Services の購入先に、Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters で現在サポートされているトポロジー、クラスタインターコネクト、ボリュームマネージャ、およびハードウェア構成について確認します。
Solaris、Sun Cluster、Oracle、および使用するボリュームマネージャに対応するすべてのソフトウェアパッチがインストール済みであるか確認します。Oracle UDLM は、2 つのパッケージ、ORCLudlm (Oracle 提供) と SUNWudlm (Sun 提供) から構成されています。ユーザーは、これらのパッケージを両方ともインストールする必要があります。Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters パッチをインストールする必要がある場合は、データサービスをインストールしたあとでこれらのパッチを加えてください。
Oracle バイナリは、クラスタファイルシステム上に広域的にインストールするのではなく、クラスタ内の各ノードにローカルにインストールする必要があります。これは、構成ファイルとログの上書き問題を避けるためです。しかし、クラスタファイルシステム上に Oracle バイナリをインストールする場合は、Oracle に問い合わせてこの構成がサポートされるか確認してください。このマニュアルと併せ、Oracle のマニュアルでも構成の詳細を確認してください。