N1 Grid Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート (Solaris Plug-In 2.0)

第 1 章 Solaris プラグインの概要

この章では、N1 Grid Service Provisioning System を使用して Solaris パッチ、パッケージ、およびゾーンをプロビジョニングする方法に関する一般的な情報を提供します。この章の内容は次のとおりです。

Solaris プラグインの目的

Solaris プラグインは、N1 Grid Service Provisioning System にコンポーネント、プラン、およびシステムサービスを追加します。これにより、プロビジョニングシステムを使用して次のタスクを実行できます。

Solaris プラグインに含まれるもの

Solaris プラグインは /com/sun/solaris ディレクトリを作成します。

以降の節に記載されるプラン、コンポーネント、ホストセット、ホストタイプおよびホスト検索の使用に関する詳細については、次の章を参照してください。

Solaris パッチ

com.sun.solaris#Patch コンポーネントタイプ

Solaris パッチを配備するコンポーネントタイプ。

Solaris のパッケージ

com.sun.solaris#Package コンポーネントタイプ

Solaris パッケージを配備するコンポーネントタイプ。

com.sun.solaris#StreamPackage コンポーネントタイプ

Solaris データストリームパッケージを配備するコンポーネントタイプ。

com.sun.solaris#ResponseFile コンポーネントタイプ

応答を含むファイルを配備するコンポーネントを作成するコンポーネントタイプ。この応答は、ユーザーの介入なしにパッケージをインストールするときに必要になります。

com.sun.solaris#PackageWithResp コンテナ

対応する com.sun.solaris#ResponseFile コンポーネントと一緒に、 com.sun.solaris#Package コンポーネントを配備するコンテナ。

com.sun.solaris#StreamPackageWithResp コンテナ

対応する com.sun.solaris#ResponseFile と一緒に、com.sun.solaris#StreamPackage コンポーネントを配備するコンテナ。

Solaris 10 ゾーン

Container コンポーネント

ゾーンの作成と管理に使用されるメインコンポーネント。詳細については、「Solaris ゾーンのコンテナコンポーネント」を参照してください。

container_util.tar ファイル

ゾーンのユーティリティースクリプトを含むコンポーネント

containerUtil コンポーネント

zone_util.tar ファイルをグローバルゾーンにインストールするコンポーネント

Container-create プラン

ゾーンを作成するプラン

Container-attach プラン

ゾーンを接続するプラン

Container-delete プラン

ゾーンを削除するプラン

Container-detach プラン

ゾーンを切り離すプラン

Container-activate プラン

ゾーンを有効にするプラン

Container-deactivate プラン

ゾーンを無効にするプラン

com.sun.solaris#global_zones ホストセット

グローバルゾーンのホストセット

com.sun.solaris#global_zones ホスト検索

グローバルゾーンのホスト検索

com.sun.solaris#global_zone ホストタイプ

グローバルゾーンのホストタイプ

com.sun.solaris#local_zone ホストタイプ

ローカルゾーンのホストタイプ

Solaris プラグインの要件

マスターサーバーの要件

Solaris パッチ、パッケージ、およびゾーンを配備するには、配備元のマスターサーバーに N1 Grid Service Provisioning System の次の 2 つのパーツがインストールされていることを確認する必要があります。

ターゲットホストの要件

Solaris パッチおよびパッケージを配備するホストは、次の要件を満たす必要があります。

Solaris 10 ゾーンを配備するホストは、次の要件を満たす必要があります。