N1 Grid Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート (Solaris Plug-In 2.0)

Solaris パッチのコンポーネントタイプ

com.sun.solaris#Patch コンポーネントタイプは、Solaris パッチ用として Solaris プラグインが提供する唯一のコンポーネントタイプです。N1 Grid Service Provisioning System を使用して Solaris パッチを配備するには、タイプが com.sun.solaris#Patch のコンポーネントを作成します。コンポーネント作成に関する詳細については、『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 プランとコンポーネントの開発者ガイド』の第 4 章「プラン」を参照してください。

コンポーネント変数

installName

パッチがインストールされたときに使用する名前。デフォルトでは、パッチコンポーネントの名前になります。

installPath

パッチをダウンロードするターゲットホスト上のパス。

rootDirectory

パッチをインストールするターゲットホスト上のパス。

validateFiles

この変数は、パッチがターゲットホストに追加されたときに -u オプションを patchadd(1M) に提供するために使われます。-u オプションは、ファイル妥当性検査をオフにします。patchadd は、パッチを適用するファイルのいくつかが、インストール後に修正された場合でも、パッチを適用します。有効な値は true および false です。

patchID

この値はパッチの ID です。


注 –

この変数の値を変更すると、パッチの配備が正常に行われないことがあります。


コンポーネントプロシージャー

default: install

このプロシージャーを使用し、1 つまたは複数のターゲットシステムにパッチをインストールします。

markOnly: install

1 つまたは複数のターゲットシステムにパッチを手動でインストールしたが、これらのシステムにパッチがインストールされていることをプロビジョニングシステムのデータベースに知らせるには、このプロシージャーを使用します。

default: uninstall

このプロシージャーを使用し、1 つまたは複数のターゲットシステムからパッチをアンインストールします。

markOnly: uninstall

1 つまたは複数のターゲットシステムからパッチを手動でアンインストールしたが、これらのシステムからパッチがアンインストールされたことをプロビジョニングシステムのデータベースに知らせるには、このプロシージャーを使用します。