データバッファープール情報には、次の内容が含まれます。
NodeNo: ノード番号。
Avail: プール内の使用可能容量の合計。単位は M バイト。
Free: 使用可能な空き容量。単位は M バイト。
Access: 起動時から現在までにデータベースがデータバッファーにアクセスした累積回数。
Misses: データベース起動時から現在までに発生したページフォルトの累積回数。
Copy-on-Write: チェックポイントのためにデータバッファーに内部的にコピーされたページの累積数。
ユーザートランザクションがレコードに対して操作を実行するときには、そのレコードを含むページはデータバッファープール内になければなりません。そのようになっていないと、miss、つまりページフォルトが発生します。すると、ディスク上のデータデバイスフィルからページが取り出されるまで、トランザクションは待機する必要があります。
ミスの比率が高い場合は、データバッファープールを増やしてください。ミスのカウントは累積回数なので、定期的に hadbm resourceinfo を実行し、二回分のカウントの差を調べて、ミスの比率の傾向を確認します。空き容量が非常に少ないとしても、チェックポイントメカニズムによって新たに使用可能なブロックが作成されるので、心配する必要はありません。
次に例を示します。
NodeNO Avail Free Access Misses Copy-on-Write 0 256 128 100000 50000 10001 256 128 110000 45000 950 |