ToolTalk ユーザーズガイド

ネットワークデータベースの変換

ネットワーク CE データベースは、OpenWindowsTM のインストール単位のデータベースです。OpenWindows 3.x 製品といっしょに出荷されたものとは異なる ToolTalk 型を持つ各ネットワーク CE データベースは、変換する必要があります。


注 –

ネットワーク CE データベースの ttce2xdr スクリプトを実行するには、スーパーユーザーとしてログインする必要があります。


ネットワーク単位のデータベースを変換するには、コマンド行に次のコマンドを入力します。

 ttce2xdr [ -xnh ] -d  network [ OPENWINHOME-from [ OPENWINHOME-to ]]

表 A–3 では、ttce2xdr スクリプトのオプションについて説明します。

表 A–3 ttce2xdr スクリプトのオプション

オプション 

説明 

-x

ttce2xdr によって実行された基本的なコマンドを表示する

-n

ttce2xdr が実行できる基本的なコマンドを表示する

-h

tttce2xdr のオプションについて説明する

-d

変換するデータベース (ユーザー、システム、またはネットワーク) を指定する 

OPENWINHOME-from

このディレクトリの中のデータベースから型を読み取る。OPENWINHOME-to が設定されている場合は、指定されたディレクトリの中のデータベース型に書き込まれる。設定されていない場合は、環境変数 OPENWINHOME の現在の値が使用され、型が書き込まれるデータベースを検索する

OPENWINHOME-to

このディレクトリの中のデータベースへ型を書き込む。OPENWINHOME-from が設定されている場合、指定されたディレクトリの中のデータベースから型が読み取られる。設定されていない場合は、環境変数 OPENWINHOME の現在の値が使用され、型が読み取られるデータベースを検索する

型は CE データベース $OPENWINHOME/lib/cetables/cetables から読み取られ、新しい ToolTalk 型データベース $OPENWINHOME/etc/tt/types.xdr に書き込まれます。

OpenWindows 3.x 製品といっしょに出荷されたものとは異なる ToolTalk 型を、ネットワーク CE データベースからネットワーク XDR データベースに移動するには、コマンド行に次のコマンドを入力します。

 ttce2xdr -d network old_OPENWINHOME new_OPENWINHOME 

old_OPENWINHOME は移動元のネットワーク CE データベースを保持している OpenWindows のインストール場所、new_OPENWINHOME は ToolTalk の XDR データベースを更新する OpenWindows のインストール場所です。