ToolTalk ユーザーズガイド

処理の対象とするファイルの結合

ファイルを結合する場合、ToolTalk サービスは、ファイルに配信範囲指定されたメッセージパターンにファイル名を自動的に追加します。たとえば、プロセス型を宣言する、あるいは TT_FILE または TT_FILE_IN_SESSION を指定したメッセージパターンを登録する場合、tt_file_join() 関数を使用して処理の対象とするファイルを結合します。表 9–3 は、特定の処理対象のファイルを示すために使用する ToolTalk 関数を示しています。

表 9–3 処理対象とするファイルを結合するための ToolTalk 関数

返される型 

ToolTalk 関数 

機能 

char *

tt_default_file(void)

デフォルトファイルを結合する 

Tt_status

tt_default_file_set(const char *docid)

デフォルトファイルを設定する 

Tt_status

tt_file_join(const char *filepath)

このファイルを結合する 

Tt_status

tt_file_quit(const char *filepath)

ファイルを終了する 

ファイルを参照するメッセージを受信する必要がなくなった場合、tt_file_quit() 関数を使用して、ファイルに配信範囲指定したメッセージパターンからファイル名を削除します。