Solaris ボリュームマネージャの管理

RAID–0 (ストライプ方式) ボリュームの飛び越し値

飛び越し値は、ストライプ方式ボリューム上の論理データセグメントのサイズで、K バイト、M バイト、またはブロック数で表わします。アプリケーションによっては、飛び越し値を変えることによって性能が向上することがあります。性能の向上は、入出力要求をいくつかのディスクアームを使って管理することによって達成されます。性能の向上が期待できるのは、入出力要求が飛び越し値よりも大きい場合です。


注 –

RAID-5 ボリュームも飛び越し値を使用します。詳細については、「RAID-5 ボリュームの概要」を参照してください。


飛び越し値は 、ストライプ方式ボリュームを作成するときに設定できます。あるいは、Solaris ボリュームマネージャのデフォルト値である 16K バイトを使用することもできます。ただし、ストライプ方式ボリュームを作成した後では飛び越し値を変更できません。飛び越し値を変更するときは、データのバックアップを取り、ストライプ方式ボリュームを削除し、新しい飛び越し値で新しいストライプ方式ボリュームを作成してから、データを復元します。