Solaris のシステム管理 (基本編)

Procedureレガシーアプリケーションを Oracle Java Web Console に登録する方法


注 –

この手順は、Oracle Solaris 10、Solaris 10 1/06、および Solaris 10 6/06 リリースのすべてのコンソールアプリケーションに適用されます。Solaris 10 11/06 リリース以降では、この手順はレガシーアプリケーションと識別されるアプリケーションだけに適用されます。現行アプリケーションの登録手順については、「現行アプリケーションを Oracle Java Web Console に登録する方法」を参照してください。「アプリケーションがレガシーアプリケーションかどうかを判定する方法」も参照してください。


  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. Web サーバーを停止します。


    # smcwebserver stop
    
  3. アプリケーションを登録します。


    # smreg add -a /directory/containing/application-files
    
    

    smreg コマンドは、Oracle Java Web Console の登録テーブル内の情報を管理します。さらに、このスクリプトはアプリケーションを配備するための作業も行います。このコマンドのその他のオプションについては、smreg(1M) のマニュアルページを参照してください。

  4. Web サーバーを再起動します。


    # smcwebserver start
    

例 3–8 レガシーアプリケーションを登録する

この例では、/usr/share/webconsole/example ディレクトリにファイルが置かれているレガシーアプリケーションを登録する方法を示します。レガシーアプリケーションの場合は、アプリケーションを登録する前にコンソールサーバーを停止し、アプリケーションの登録後に起動する必要があります。smreg はレガシーコンソールアプリケーションなので、これによって表示される警告は無視してかまいません。


# smcwebserver stop
# smreg add -a /usr/share/webconsole/example

    Warning: smreg is obsolete and is preserved only for
    compatibility with legacy console applications. Use wcadmin instead.

    Type "man wcadmin" or "wcadmin --help" for more information.

Registering com.sun.web.admin.example_version.

# smcwebserver start