Solaris のシステム管理 (基本編)

GRUB の構成に使用される命名規則

GRUB が使用するデバイス命名規則は、以前の Solaris リリースの場合と多少異なっています。GRUB デバイス命名規則を理解すると、使用しているシステムで GRUB を構成するときに、ドライブとパーティションの情報を正しく指定できます。

次の表に、この Oracle Solaris リリースの GRUB デバイス命名規則を示します。

表 15–1 GRUB デバイスの規則

デバイス名 

説明 

(fd0)

最初のフロッピーディスク 

(fd1)

2 番目のフロッピーディスク 

(nd)

ネットワークデバイス 

(hd0,0)

最初のハードディスク上の最初の fdisk パーティション

(hd0,1)

最初のハードディスク上の 2 番目の fdisk パーティション

(hd0,0,a),

最初のハードディスク上の最初の fdisk パーティションのスライス a

(hd0,0,b)

最初のハードディスク上の最初の fdisk パーティションのスライス b


注 –

GRUB デバイス名はすべて括弧で囲む必要があります。


fdisk パーティションの詳細については、『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』「fdisk パーティションの作成上のガイドライン」を参照してください。