ブート時に GRUB メニューを編集して GRUB カーネルの動作を変更すると、その変更はシステムをリブートするまでしか持続しません。次にシステムをブートすると、デフォルトのブート動作が復元されます。
システムを再起動します。
ブートシーケンスが始まると、GRUB メインメニューが表示されます。
矢印キーを使用して、編集するブートエントリを選択します。
e と入力して、GRUB 編集メニューにアクセスします。
このメニューで、kernel 行または kernel$ 行を選択します。
e と入力して、ブート引数をその行に追加します。
指定する追加のブート引数を入力します。
Return キーを押して変更を保存し、前のメニューに戻ります。
変更を保存せずに GRUB メインメニューに戻るには、Escape キーを押します。
システムをブートするために、b と入力します。
適用した変更は、システムをブートしたあとで有効になります。
64 ビット対応のシステムで 32 ビットのカーネルをブートするには、kernel/unix 引数を追加します。
grub edit> kernel /platform/i86pc/multiboot kernel/unix |
シリアルコンソールを ttyb にリダイレクトするには、 -B console=ttyb 引数を追加します。
grub edit> kernel /platform/i86pc/multiboot -B console=ttyb |
また、次の例に示すように、input-device/output-device プロパティーを使用することもできます。
grub edit> kernel /platform/i86pc/multiboot -B input-device=ttyb,output-device=ttyb |
次の例は、シリアル回線速度を上書きする方法を示しています。
grub edit> kernel /platform/i86pc/multiboot -B ttyb-mode="115200,8,n,1,-" |
注意: この例のプロパティー値には、プロパティーの区切り文字としてのコンマも含まれています。プロパティーの構文解析部と混同しないようにするため、二重引用符を使用してプロパティー値全体を囲んでください。