以前は x86 プラットフォームでしか使用できなかった ブートアーカイブが SPARC ブートアーキテクチャーに不可欠な要素となりました。
bootadm コマンドは、SPARC プラットフォームでも使用できるように変更されました。このコマンドは、x86 プラットフォームの場合と同じように機能します。bootadm コマンドは、アーカイブの更新と検証を細部にわたって処理します。x86 プラットフォームでは、インストールまたはシステムのアップグレード中に、bootadm コマンドによって GRUB メニューが更新されます。ブートアーカイブを手動で管理する場合にも、bootadm コマンドを使用できます。
boot-archive サービスは、サービス管理機能 (SMF) によって管理されます。ブートアーカイブのサービスインスタンスは svc:/system/boot-archive:default です。このサービスを有効、無効、または更新するには、svcadm コマンドを使用します。SMF を使用したサービスの管理については、第 18 章サービスの管理 (概要)を参照してください。
サポートされている Solaris リリースでは、SPARC と x86 の両方のシステムに 2 種類のブートアーカイブが用意されています。
一次ブートアーカイブ
フェイルセーフブートアーカイブ
SPARC ブートアーカイブに含まれるファイルは、/platform ディレクトリにあります。
/platform ディレクトリの内容は 2 つのグループのファイルに分けられます。
sun4u ブートアーカイブに必要なファイル
sun4v ブートアーカイブに必要なファイル
ブートアーカイブの管理については、「Oracle Solaris ブートアーカイブの管理 (作業マップ)」を参照してください。