crontab ファイルは、1 行に 1 つのコマンドが入っており、各コマンド行の最初の 5 つのフィールドでは、コマンドが実行される時刻を指定します。これら 5 つのフィールドを、次の表で説明します。これらのフィールドはスペース (空白) で区切られます。
表 8–3 crontab 時刻フィールドの値
時刻フィールド |
値 |
---|---|
分 |
0-59 |
時 |
0-23 |
日 |
1-31 |
月 |
1-12 |
曜日 |
0 - 6 (0 は日曜日) |
次に、crontab 時刻フィールドで特殊文字を使用する際のガイドラインを示します。
各フィールドはスペースで区切る
複数の値の間はコンマで区切る
値の範囲はハイフンを使用して指定する
取り得るすべての値を含むには、ワイルドカードとしてアスタリスクを使用する
コメントまたは空白行を示すには、行の先頭にコメント記号 (#) を使用する
たとえば、次の crontab コマンドエントリは、毎月 1 日と 15 日の午後 4 時に、ユーザーのコンソールウィンドウに注意を促すメッセージを表示します。
0 16 1,15 * * echo Timesheets Due > /dev/console |
crontab ファイル内の各コマンドは、長くても 1 行内に入れる必要があります。crontab ファイルは余分なキャリッジリターンを認識しません。crontab のエントリとコマンドオプションの詳細は、crontab(1) のマニュアルページを参照してください。