Solaris のシステム管理 (上級編)

Procedureローカル UFS ファイルシステムのユーザーの所有状況を表示する方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 次のように入力して、ユーザー、ディレクトリまたはファイルシステム、1024 バイト単位のブロック数を表示します。


    # quot [-a] [filesystem ...]
    -a

    マウントされている各 UFS ファイルシステムの全ユーザーと 1024 バイト単位のブロック数を表示します。

    filesystem

    UFS ファイルシステムを指定します。このファイルシステムについて、ユーザーと使用されているブロック数が表示されます。


    注 –

    quot コマンドは、ローカル UFS ファイルシステムに対してだけ使用できます。



例 6–10 ローカル UFS ファイルシステムのユーザーの所有状況を表示する

次の例では、ルート (/) ファイルシステムのユーザーが表示されています。その次に、マウントされた全 UFS ファイルシステムのユーザーが表示されています。


# quot /
/dev/rdsk/c0t0d0s0:
43340   root    
 3142   rimmer   
   47   uucp    
   35   lp      
   30   adm     
    4   bin     
    4   daemon  

# quot -a
/dev/rdsk/c0t0d0s0 (/):
43340   root    
 3150   rimmer  
   47   uucp    
   35   lp      
   30   adm     
    4   bin     
    4   daemon  
/dev/rdsk/c0t0d0s6 (/usr):
460651  root    
206632  bin     
  791   uucp    
   46   lp      
    4   daemon  
    1   adm     
/dev/rdsk/c0t0d0s7 (/export/home):
    9   root