Solaris 動的トレースガイド

stop()

void stop(void)

stop() アクションは、有効なプローブを起動するプロセスが次にカーネルを出るとき、proc(4) アクションを使用したときのように強制的に停止します。stop() アクションによって停止させられたプロセスを再開するには、prun(1) ユーティリティーを使用します。stop() アクションでは、任意の DTrace プローブポイントで、プロセスを停止できます。このアクションを使用すると、単純なブレークポイントでは捕捉するのが難しい特定の状態のプログラムを捕捉し、そのプロセスに mdb(1) などの従来のデバッガを接続できます。gcore(1) ユーティリティーを使用すれば、停止したプロセスの状態をあとで分析できるようにコアファイルに保存することもできます。