dpkeyserv にアクセスし、ライセンス消費状況の確認や消費中のライセンスの解放を行うことができます。
dpkeystat は以下の場所にあります。
/usr/lib/wnn/dpkeystat
dpkeystat 実行時には、まず基本情報が表示されます。
localhost : FIW8 : 2 : ----/--/--
ホスト名 : ソフトウェア名 : ライセンス数 : 有効期限
":" (コロン) で各要素が区切られます。
ホスト名 |
管理対象となる dpkeyserv が起動しているホスト名です。 |
ソフトウェア名 |
ライセンスを供給するソフトウェア名です。 |
ライセンス数 |
供給可能なライセンスの最大数です。 ライセンスパスワードで提供されるライセンス数の合計になります。 |
有効期限 |
期限付きパスワードを使用している場合は有効期限が表示されます。正規パスワードの場合は上記例のように期限は表示されません。 |
ライセンスの供給を受けているクライアントがある場合は、更にそれらの詳細情報が表示されます。
localhost : FIW8 : 2 : ----/--/- LNO HOST USR AP PID TIME 1 hostname username FIW8 100 Sat Jan 1 00:00:00 2005 |
ライセンス番号です。接続されたクライアントの順に自動で割り当てられます。ライセンスを強制解放する際には、このライセンス番号を指定します。
クライアントが起動しているホスト名です。
クライアントを起動しているユーザー名です。
供給しているライセンスのソフトウェア名です。
クライアントのプロセス ID です。
ライセンスの供給を開始した日時です。
dpkeystat は実行時に以下のコマンドオプションが利用できます。
dpkeystat [-D server_hostname] [-h client_hostname] [-a software_name] [-u username] [-i interval] [<-y> license_number] [-v] |
実行対象となるライセンスサーバーマシンのホスト名を指定します。
-D オプションで指定しない場合は、localhost または dpkeyservlist に登録されているホストが適用されます。
指定されたホストで起動しているクライアントの情報のみを表示します。
指定されたソフトウェアの情報のみを表示します。
指定されたユーザーの情報のみを表示します。
情報表示を interval で指定された間隔で繰り返し行います。
interval は数値で指定し、単位は「秒」です。
停止する場合は Ctrl + C などで強制終了してください。
消費中のライセンスを解放します。license_number には、LNO 欄に表示されるライセンス番号を指定します。
ライセンスの解放前には実行確認を行いますが、-y を同時に指定すると無条件でライセンスを解放します。このオプションの実行にはスーパーユーザーの権限が必要になります。
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