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Sun Java System Identity Server 2004Q2 管理ガイド 

第 36 章
プラットフォームサービス属性

プラットフォームサービス属性はグローバル属性です。これらの属性に適用される値は Sun Java System Identity Server 設定全体に適用され、設定済みのすべての組織に継承されます。グローバル属性の目的は Identity Server アプリケーションのカスタマイズであるため、ロールまたは組織に直接適用することはできません。プラットフォーム属性は次のとおりです。

サーバーリスト

ネーミングサービスは初期化時にこの属性を読み取ります。このリストには、1 つの Identity Server 構成内の Identity Server セッションサーバーが含まれます。たとえば、2 つの Identity Server をインストールして 1 つのサーバーとして動作させる場合は、両方ともこのリストに入れる必要があります。サービス URL の要求で指定したホストがこのリストにない場合、ネーミングサービスは要求を拒否します。このリストの最初の値は、インストール時に指定したサーバーのホスト名およびポートを指定します。リストの最後には、サーバーを一意に特定する 2 バイトの値が入ります。ロードバランスに参加するサーバーには、それぞれに固有の識別子が必要です。これはまた、サーバー URL をサーバー ID にマッピングして Cookie の長さを短くするためにも使用されます。次に例を示します。

protocol://サーバードメイン:ポート|01

protocol://サーバードメイン: ポート |01|インスタンス名の形式を使用して、サーバーを追加できます。

この属性では、ネーミングサービスプロトコルのみを使用しなければなりません。

プラットフォームロケール

プラットフォームロケールの値は、Identity Server とともにインストールしたデフォルトの言語サブタイプです。認証サービス、ログサービス、および管理サービスは、この値の言語で管理されます。デフォルトは en_US です。サポートされている言語サブタイプの全リストについては、表 20-1 を参照してください。

Cookie ドメイン

これはドメインのリストで、認証中にユーザーのブラウザに Cookie を設定するときに Cookie ヘッダーで返されます。空の場合、Cookie ドメインは設定されません。言い換えると、Identity Server セッション Cookie は Identity Server 自体にだけ転送され、ドメインのほかのサーバーには転送されません。ドメインのほかのサーバーで SSO が必要な場合は、Cookie ドメインでこの属性を設定する必要があります。1 つの Identity Server 上で異なるドメインに 2 つのインタフェースがある場合、両方の Cookie ドメインをこの属性に設定する必要があります。ロードバランサを使用する場合、Cookie ドメインは、ロードバランサの背後にあるサーバーではなく、ロードバランサのドメインのものであることが必要です。このフィールドのデフォルト値はインストールされている Identity Server のドメインです。


入力した Cookie ドメインが正しいことを確認します。Cookie ドメインが間違っていると、Identity Server にログインできません。


ログインサービス URL

このフィールドはログインページの URL を指定します。この属性のデフォルト値は /サービス配備 URI/UI/Login です。

ログアウトサービス URL

このフィールドはログアウトページの URL を指定します。この属性のデフォルト値は /サービス配備 URI/UI/Logout です。

使用可能なロケール

この属性は、プラットフォーム用に設定したすべての使用可能なロケールを格納します。たとえば、ユーザーにロケールを選択させるアプリケーションを考えます。このアプリケーションは、プラットフォームのプロファイルからこの属性を取得して、ロケールのリストをユーザーに提示します。ユーザーがロケールを選択すると、アプリケーションがそれをユーザーエントリ preferredLocale に設定します。

クライアント文字セット

この属性は、プラットフォームレベルのさまざまなクライアント用の文字セットを指定します。これには、クライアントタイプのリスト、および対応する文字セットも含まれます。形式は次のとおりです。

次に例を示します。



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