Sun GlassFish Communications Server 1.5 高可用性 (HA) 管理ガイド

クラスタの操作

Procedureクラスタを作成する

  1. ツリーコンポーネントで、「クラスタ」ノードを選択します。

  2. 「クラスタ」ページで、「新規」をクリックします。

    「クラスタの作成」ページが表示されます。または「新しいクラスタ」ページが表示されます。

  3. 「名前」フィールドで、クラスタの名前を入力します。

    この名前は、次の条件を満たす必要があります。

    • 大文字と小文字、数字、下線、ハイフン、およびピリオド (.) だけで構成される

    • すべてのノードエージェント名、サーバーインスタンス名、クラスタ名、および設定名の間で一意である

    • domain」ではない

  4. 「設定」フィールドで、ドロップダウンリストから設定を選択します。

    • 共用設定を使用しないクラスタを作成するには、default-config を選択します。

      「選択している設定のコピーを作成します」ラジオボタンを選択済みにしておきます。デフォルト設定のコピーは、cluster_name-config という名前になります。

    • 共用設定を使用するクラスタを作成するには、ドロップダウンリストから設定を選択します。

      「選択している設定を参照します」ラジオボタンを選択して、指定した既存の共用設定を使用するクラスタを作成します。

  5. オプションとして、サーバーインスタンスを追加できます。

    クラスタ作成後にサーバーインスタンスを追加することも可能です。

    サーバーインスタンスは複数のマシンに常駐できます。すべてのサーバーインスタンスは、DAS と通信可能なノードエージェントに関連付ける必要があります。クラスタのサーバーインスタンスを作成する前に、まず 1 つまたは複数のノードエージェントまたはノードエージェントのプレースホルダを作成します。「ノードエージェントのプレースホルダを作成する」を参照してください。

    サーバーインスタンスを作成するには、次のようにします。

    1. 「作成するサーバーインスタンス」セクションで、「追加」をクリックします。

    2. 「インスタンス名」フィールドにインスタンスの名前を入力します。

    3. 「ノードエージェント」ドロップダウンリストからノードエージェントを選択します。

  6. 「了解」をクリックします。

  7. 表示される「クラスタを正常に作成」ページで「了解」をクリックします。

同機能を持つ asadmin コマンド

create-cluster

参照

クラスタ、サーバーインスタンス、およびノードエージェントを管理する方法の詳細については、「ノードエージェントの配備」を参照してください。

Procedureクラスタのサーバーインスタンスを作成するには

始める前に

クラスタのサーバーインスタンスを作成する前に、まずノードエージェントまたはノードエージェントのプレースホルダを作成します。「ノードエージェントのプレースホルダを作成する」を参照してください。

  1. ツリーコンポーネントで、「クラスタ」ノードを開きます。

  2. クラスタのノードを選択します。

  3. 「インスタンス」タブをクリックして、「クラスタ化されたサーバーインスタンス」ページを表示します。

  4. 「新規」をクリックして、「クラスタ化されたサーバーインスタンスの作成」ページまたは「新しいクラスタ化されたサーバーインスタンス」ページを表示します。

  5. 「名前」フィールドで、サーバーインスタンスの名前を入力します。

  6. 「ノードエージェント」ドロップダウンリストからノードエージェントを選択します。

  7. 「了解」をクリックします。

同機能を持つ asadmin コマンド

create-instance

参照

Procedureクラスタを設定する

  1. ツリーコンポーネントで、「クラスタ」ノードを開きます。

  2. クラスタのノードを選択します。

    「一般情報」ページで、次のタスクを実行できます。

    • 「クラスタの起動」をクリックして、クラスタ化されたサーバーインスタンスを起動します。

    • 「クラスタの停止」をクリックして、クラスタ化されたサーバーインスタンスを停止します。

    • 「EJB タイマーを移行」をクリックして、停止されたサーバーインスタンスからクラスタ内の別のサーバーインスタンスに EJB タイマーを移行します。

同機能を持つ asadmin コマンド

start-clusterstop-clustermigrate-timers

参照

Procedureクラスタ化されたインスタンスを起動、停止、および削除する

  1. ツリーコンポーネントで、「クラスタ」ノードを開きます。

  2. サーバーインスタンスを含むクラスタのノードを開きます。

  3. 「インスタンス」タブをクリックして、「クラスタ化されたサーバーインスタンス」ページを表示します。

    このページで、次のタスクを実行できます。

    • インスタンスのチェックボックスを選択して「削除」、「起動」、または「停止」をクリックし、指定したすべてのサーバーインスタンスに対して選択したアクションを実行します。

    • インスタンスの名前をクリックして、「一般情報」ページを表示します。

Procedureクラスタ内のサーバーインスタンスを設定するには

  1. ツリーコンポーネントで、「クラスタ」ノードを開きます。

  2. サーバーインスタンスを含むクラスタのノードを開きます。

  3. サーバーインスタンスノードを選択します。

  4. 「一般情報」ページでは、次の操作を行えます。

    • 「インスタンスを起動」をクリックして、インスタンスを起動します。

    • 「インスタンスの停止」をクリックして、実行するインスタンスを停止します。

    • 「JNDI ブラウズ」をクリックして、実行中のインスタンスの JNDI ツリーをブラウズします。

    • 「ログファイルを表示」をクリックして、サーバーのログビューアを開きます。

    • 「ログをローテーション」をクリックして、インスタンスのログファイルをローテーションします。このアクションは、ログファイルのローテーションをスケジュールします。実際のローテーションは、次にログファイルがエントリに書き込まれたときに行われます。

    • 「トランザクションの回復」をクリックして、未完了のトランザクションを回復します。

    • 「プロパティー」タブをクリックして、インスタンスのポート番号を変更します。

    • 「監視」タブをクリックして、監視プロパティーを変更します。

参照

Procedureクラスタ用のアプリケーションを設定する

  1. ツリーコンポーネントで、「クラスタ」ノードを開きます。

  2. クラスタのノードを選択します。

  3. 「アプリケーション」タブをクリックして、「アプリケーション」ページを表示します。

    このページで、次のタスクを実行できます。

    • 「配備」ドロップダウンリストから、配備するアプリケーションのタイプを選択します。表示される「配備」ページで、アプリケーションを指定します。

    • 「フィルタ」ドロップダウンリストから、リストに表示するアプリケーションのタイプを選択します。

    • アプリケーションを編集するには、アプリケーション名をクリックします。

    • アプリケーションの横にあるチェックボックスを選択して、「有効」または「無効」を選択し、クラスタのアプリケーションを有効または無効にします。

参照

Procedureクラスタ用のリソースを設定する

  1. ツリーコンポーネントで、「クラスタ」ノードを開きます。

  2. クラスタのノードを選択します。

  3. 「リソース」タブをクリックして、「リソース」ページを表示します。

    このページで、次のタスクを実行できます。

    • クラスタ用の新規リソースを作成します。「新規」ドロップダウンリストから、作成するリソースのタイプを選択します。リソースを作成するときには、必ずクラスタをターゲットとして指定します。

    • リソースをグローバルに有効または無効にします。 リソースの横にあるチェックボックスを選択して、「有効」または「無効」をクリックします。このアクションはリソースを削除しません。

    • 特定のタイプのリソースのみを表示します。 「フィルタ」ドロップダウンリストから、リストに表示するリソースのタイプを選択します。

    • リソースを編集します。 リソース名をクリックします。

参照

Procedureクラスタを削除する

  1. ツリーコンポーネントで、「クラスタ」ノードを選択します。

  2. 「クラスタ」ページで、クラスタ名の横にあるチェックボックスを選択します。

  3. 「削除」をクリックします。

同機能を持つ asadmin コマンド

delete-cluster

参照

ProcedureEJB タイマーを移行する

サーバーインスタンスが異常に、または突然実行を停止した場合、そのサーバーインスタンス上にインストールされた EJB タイマーを、クラスタ内の実行中サーバーインスタンスに移動する必要があります。このためには、次の手順を実行します。

  1. ツリーコンポーネントで、「クラスタ」ノードを開きます。

  2. クラスタのノードを選択します。

  3. 「一般情報」ページで、「EJB タイマーを移行」をクリックします。

  4. 「EJB タイマーを移行」ページで、次の操作を行います。

    1. 「ソース」ドロップダウンリストから、タイマーの移行元である停止されたサーバーインスタンスを選択します。

    2. (省略可能) 「送信先」ドロップダウンリストから、タイマーを移行する先の実行中サーバーインスタンスを選択します。

      このフィールドを空のままにした場合、実行中のサーバーインスタンスがランダムに選択されます。

    3. 「了解」をクリックします。

  5. 送信先サーバーインスタンスを停止して再起動します。

    ソースサーバーインスタンスが実行中の場合、または送信先サーバーインスタンスが停止中の場合は、管理コンソールにエラーメッセージが表示されます。

同機能を持つ asadmin コマンド

migrate-timers

参照