サーバーインスタンスに対するアクセス権を設定できるのは、サーバーマネージャーを使用した場合だけです。アクセス権は、サーバーのファイルやディレクトリへのアクセスを制限します。すべてのアクセス権の許可または拒否に加えて、一部のアクセス権の許可または拒否を行うための規則を指定することもできます。たとえば、ユーザーに対してファイルへの読み取り専用アクセスを許可することができます。この設定では、ユーザーは情報を表示することはできますが、ファイルを変更することはできません。
ユーザーインタフェースの「Access Control Rules For」ページの「Rights」には、次の要素が表示されます。
「All Access Rights」はデフォルトで、すべてのアクセス権を許可または拒否します。
「Only The following Rights」では、許可または拒否するアクセス権の組み合わせを選択できます。
「Read」は、HTTP メソッドの GET、HEAD、POST、INDEX を含むファイルの表示をユーザーに許可します。
「Write」は、HTTP メソッドの PUT、DELETE、MKDIR、RMDIR、MOVE を含むファイルの変更または削除をユーザーに許可します。ファイルを削除するには、書き込み権と削除権の両方が必要です。
「Execute」は、ユーザーに CGI プログラム、Java アプレット、エージェントなどのサーバー側アプリケーションの実行を許可します。
「List」は、ユーザーに index.html ファイルが存在しないディレクトリ内のファイルリストへのアクセスを許可します。