クライアントのキャッシュのヒットは、クライアントがドキュメントで最新状態チェックを実行し、リモートサーバーが 304 メッセージ、すなわちクライアントにドキュメントが変更されなかったことを伝えるメッセージが返された場合に起こります。クライアントにより開始される最新状態チェックから、クライアントがドキュメントの独自のコピーがキャッシュにあることが示されます。
クライアントのキャッシュについては、レポートに次の内容が示されます。
クライアントおよびプロキシのキャッシュのヒット: このクライアントのキャッシュのヒットでは、Proxy Server とクライアントのいずれにも要求されたドキュメントのコピーがあり、リモートサーバーにプロキシのコピーについての最新状態チェックが照会され、そのあと、プロキシのコピーについてクライアントの要求が評価されます。キャッシュパフォーマンスレポートには、プロキシにより処理されたこのタイプの要求数と、これらの要求の処理にプロキシが要した平均時間が示されます。
プロキシのショートカットチェックなし:このクライアントのキャッシュのヒットでは、Proxy Server とクライアントのいずれにも要求されたドキュメントのコピーがあり、Proxy Server はクライアントのキャッシュのドキュメントが最新であることをクライアントに伝えます (リモートサーバーでのチェックは行われない)。キャッシュパフォーマンスレポートには、プロキシにより処理されたこのタイプの要求数と、これらの要求の処理にプロキシが要した平均時間が示されます。
クライアントのキャッシュのヒットのみ: このクライアントのキャッシュのヒットでは、クライアントのキャッシュのみに要求されたドキュメントのコピーがあります。このタイプの要求では、Proxy Server がクライアントの If-modified-since GET ヘッダーに直接トンネリングします。キャッシュパフォーマンスレポートには、プロキシにより処理されたこのタイプの要求数と、これらの要求の処理にプロキシが要した平均時間が示されます。
クライアントのキャッシュの合計ヒット数:クライアントのキャッシュの合計ヒット数と、これらの要求の処理にクライアントが要した平均時間。