Solaris 8 オペレーティング環境の概要

IA ハードウェア

この節では、Solaris 8 オペレーティング環境の新規機能のうち、IA プラットフォーム固有の機能について説明します。

IA: Advanced Configuration and Power Interface (ACPI)

ACPI は、IA ハードウェアの構成と制御に柔軟性を提供する新しいインタフェースです。ACPI では現在、プラグアンドプレイ (PnP) BIOS や Intel マルチプロセッサ仕様 (MPSPEC) は使用されていません。IA システムで ACPI を使用できる場合は、Solaris 8 によって ACPI が自動的に使用され、ハードウェアが構成されます。Solaris 8 オペレーティング環境は、ACPI ベースの電源管理はまだサポートしていません。

IA: PCI ホットプラグ機能のサポート

この機能を使用すると、Intel 版 Solaris を実行し、ホットプラグ機能が有効になったマシンに対し、標準 PCI アダプタをホットプラグする (実行中のシステムにアダプタを追加したり、実行中のシステムからアダプタを取り外したりする) ことができます。

詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』と『Writing Device Drivers』を参照してください。

この機能は、Solaris 7 - 11/99 リリースで初めてサポートされました。

IA: キーボードデバイスとマウスデバイスを対象としたユニバーサルシリアルバス (USB) のサポート

Intel 版 Solaris は、キーボードやマウスデバイスを対象に USB をサポートします。USB は、多様な周辺装置 (スピーカ、モデム、プリンタ、カメラ、キーボード、マウスデバイスなど) をサポートする先端入出力バス標準の 1 つです。USB は比較的新しい標準ですが、Intel 市場では急速に地位を固めつつあります。USB ポートは多くの IA ベースマシンで標準となりつつあり、最近では USB サポートがどの Intel PCI チップセットにも統合されるようになりました。

IA: X サーバーのビデオドライバ拡張機能

Intel 版 Solaris は、次のビデオデバイスをサポートします。

詳細は、『Solaris 8 ハードウェア互換リスト (Intel 版)』を参照してください。