Solaris 8 オペレーティング環境の概要

役割によるアクセス制御

従来のスーパーユーザーベースのシステムは、スーパーユーザーになれるユーザー全員に完全なスーパーユーザー権限を与えます。Solaris 8 オペレーティング環境の役割によるアクセス制御を使用すると、管理者は通常のユーザーに制限付きの管理権限を割り当てることができます。この割り当ては、次の 3 つの新機能を使用して行います。

管理者は、特定の作業のための、認証と特権コマンドを含む実行プロファイルを作成します。作成された実行プロファイルは、ユーザーまたは役割に直接割り当てることができます。役割は、ユーザーに割り当てられます。割り当てられた役割を持つユーザーは、su コマンドを実行して役割へのアクセス権を取得します。役割には、個々の役割が変化する場合に更新する必要がない共有アカウントという利点があります。次に示す新しいファイルは、役割によるアクセス制御をサポートします。

詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 2 巻)』を参照してください。