Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

検索パスの値の設定

システム共通または個人単位で検索パスを変更できます。変更は、システム共通または個人用入力変数に値を設定して実行します。変更は、すべて組み込み検索パス位置に追加されます。

検索パスの現在の値 (出力変数) を参照するには

    検索パスの現在の値を表示するには、dtsearchpath コマンドを使用します。

    • 現在の (ログイン) ユーザの値を取得するには、次のコマンドを入力します。

          dtsearchpath -v
    • 別のユーザの値を取得するには、次のコマンドを入力します。

          dtsearchpath -u user
    

検索パスの値には、次の変数が含まれます。

%H - DTHELPSEARCHPATH で使用します。ヘルプ・ボリューム名です。

%B - XMICONSEARCHPATH で使用します。アイコン・ファイルのベース名です。

%M - XMICONSEARCHPATH で使用します。アイコン・ファイル (.l.m.s.t) のサイズです。

%L - LANG 環境変数の値です。

検索パスに個人用の変更を行うには

  1. HomeDirectory/.dtprofile を編集するために開きます。

  2. 個人用の入力変数を定義する行を追加または編集します。

    たとえば、次の行はユーザの個人用アプリケーション検索パスに位置を追加します。

       export DTSPUSERAPPHOSTS=/projects1/editors
  3. 変更を有効にするために、ログアウトしてからログインし直します。

検索パスにシステム共通の変更を行うには

  1. root としてログインします。

  2. /etc/dt/config/Xsession.d/0010.dtpaths ファイルが存在しない場合は、/usr/dt/config/Xsession.d/0010.dtpaths をコピーして作成します。

  3. /etc/dt/config/Xsession.d/0010.paths を編集するために開きます。システム共通の入力変数を定義する行を追加または編集します。

    たとえば、次の行はシステム共通のヘルプ検索パスに位置を追加します。

       export DTSPSYSHELP=/applications/helpdata
  4. システム上のすべてのユーザに、変更を有効にするためにログアウトしてからログインし直すよう通知します。