Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

カラー・フラッシュを抑えるには

グラフィックを大量に使用する他のアプリケーションをすべて閉じても、まだアプリケーションでカラー・フラッシュが生じる場合、次の手順を実行して、問題を解決できることがあります。

  1. スタイル・マネージャを開きます。

  2. [カラー] をクリックします。

    [カラー] ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. [色の数] をクリックします。

    [使用する色の数] ダイアログ・ボックス (図 7-3 を参照) が表示されます。

  4. [アプリケーション用に最大限度の色数] を選択して、[了解] をクリックします。

  5. [背景] をクリックして、[薄いグレー] などの単純なワークスペース背景を選択します。

  6. 「ホームセッションを設定するには」の手順に従って、このセッションをホームセッションにします。

  7. スタイル・マネージャを終了して、CDE からログアウトします。

  8. 再度 CDE にログインして、それまでカラー・フラッシュが生じていたアプリケーションを開きます。

    アプリケーションでカラー・フラッシュが生じていなければ、現在のスタイル・マネージャの設定を書き留めておきます。それでもカラー・フラッシュが生じる場合は、アプリケーション側で (インストールされるべき) カラーマップ・リストが指定されている可能性があります。CDE では、このリストの先頭のカラーマップしかインストールしていないので、下記の手順に従い、カラーマップを順番に切り替える必要があります。

  9. キーボードに配置されている次の特殊キーを使用して、カラーマップを順番に切り替えます。

    [Control]+[L2] (または [Control]+[Again]) キー 

    カラーマップを先に進めます 

    [Control]+[L4] (または [Control]+[Undo]) キー 

    カラーマップを後ろに戻します 

    カラーマップを順番に切り替えると、正しいカラーマップをインストールできます。この処理によって、デスクトップ上の他のウィンドウが影響を受けることはありません。それでも、カラーマップ・フラッシュが改善されない場合は、SunSolve に関する詳細情報を入手するようシステム管理者に依頼してください。

OpenWindows アプリケーションの実行

起動時に、OpenWindows アプリケーションが CDE アプリケーションと同じカラー・スキーマになるように、dtsession*foreground*background などの OpenWindows グローバル・カラー資源を設定します。ただし、アプリケーション固有の資源を設定後、またはスタイル・マネージャでパレットを変更後、OpenWindows アプリケーションを再起動して、アプリケーションの外観を制御することもできます。