Solaris 共通デスクトップ環境への移行

カラーとフォントの設定の変更

カラーを設定するには、スタイルマネージャの「カラー」ダイアログボックスを使用します。フォントのサイズ、種類、文字グループなどを設定したり、フォントグループを追加または削除したりするには、スタイルマネージャの「フォント」ダイアログボックスを使用します。

CDE のスタイルマネージャは、OpenWindows の「ワークスペース」メニューの「プロパティ」ダイアログボックスに対応しています。


注 -

デスクトップのカラー設定を変更する場合は、カラーの組み合わせによっては、画面が見づらくなる場合がありますので注意してください。 詳細は、/usr/dt/man/man1 にある dtsession(1) または dtstyle(1) のマニュアルページの ColorUsedynamicColorforegroundColorshadowPixmaps の各リソースあるいは Color Server セクションを参照してください。


カラーのフラッシュ現象

24 ビットのグラフィックカードが搭載されていないワークステーションを使用する場合は、実行するアプリケーションによって「カラーのフラッシュ現象」が発生することがあります。これはデスクトップでアプリケーションだけが間違ったカラーで表示される現象です。このアプリケーションにフォーカスを移すと、アプリケーションは正しいカラーで表示され、デスクトップのその他の部分が間違ったカラーで表示されます。これは X Window System の制限事項です。

OpenWindows でこのカラーのフラッシュ現象が発生した場合は、CDE でも同様の現象が発生することがあります。多くの場合は、スタイルマネージャの「カラー」ダイアログボックスの「色の数」の設定を変更すると、カラーのフラッシュ現象は防止できます。