表 12-1 で、ブートプロセスについて説明します。
表 12-1 ブートプロセスの説明
ブートフェーズ |
説明 |
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ブート PROM |
1. PROM は、システム識別情報を表示し、セルフテスト診断を実行してシステムのハードウェアとメモリーを検査する。 |
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2. PROM は一次ブートプログラム bootblk を読み込む。このプログラムの目的は、デフォルトのブートデバイスから ufs ファイルシステムにある二次ブートプログラムを読み込むことにある。 |
ブートプログラム |
3. bootblk プログラムは二次ブートプログラム ufsboot を検索して実行し、それをメモリーに読み込む。 |
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4. ufsboot プログラムが読み込まれた後、ufsboot プログラムはカーネルを読み込む。 |
カーネルの初期設定 |
5. カーネルが自身を初期設定し、ファイルの読み込みに ufsboot を使ってモジュールのロードを開始する。カーネルはルートファイルシステムをマウントするのに十分なモジュールをロードすると、/ufsboot プログラムの対応づけを解除し、それ自身のリソースを使って動作を続ける。 |
init |
6. カーネルがユーザープロセスを作成し、/sbin/init プロセスを起動する。このプロセスは /etc/inittab ファイルを読んで他のプロセスを起動する。 |
7. /sbin/init プロセスが実行制御 (rc) スクリプトを起動し、このスクリプトは一連の他のスクリプトを実行する。それらのスクリプト (/sbin/rc*) はファイルシステムをマウントして検査し、いろいろなプロセスを開始し、システム保守作業を実行する。 |