ufsdump コマンドと ufsrestore コマンドは、ファイルシステム全体のバックアップを定期的に実行する場合の推奨コマンドです。表 42-5 に、この 2 つのコマンドで実行できる作業を示します。各コマンドの機能と構文については、第 45 章「ufsdump コマンドと ufsrestore コマンド (参照情報)」を参照してください。
表 42-5 ufsdump と ufsrestore で実行できる作業
コマンド |
実行できる作業 |
備考 |
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ufsdump |
ファイルシステム全体または一部のファイルシステムのバックアップを、ローカルまたはリモートのテープドライブに作成する。 |
テープデバイスは、ネットワーク内でユーザーがアクセスするどのシステム上にあってもかまわない。このコマンドは UFS ファイルシステムタイプの構造を認識し、raw デバイスインターフェース経由で直接処理するので高速である。 |
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増分バックアップの実行 |
これによって、前回のバックアップ以降に変更があったファイルのバックアップのみを作成できる。 |
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単一システムからネットワーク経由でシステムグループをバックアップする。
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あるシステムから、リモートシェルまたはリモートログインを通して、各リモートシステム上で ufsdump を実行し、ドライブがあるシステムに出力を転送できる。また、出力をパイプを通して dd コマンドまたはファイルに渡すことができる。 |
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自動バックアップ
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crontab ユーティリティを使用して、ufsdump コマンドを起動するスクリプトを実行する 。 |
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バックアップテーブルへのユーザーアクセスを制限する。 |
-a オプションを使用する。 |
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実際にバックアップを実行せずに、バックアップのサイズを決定する。 |
-S オプションを使用する。 |
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ファイルシステムがバックアップされたときのログを保管する。 |
-u オプションを使用する。 |
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テープの内容をソースファイルシステムと対照して検査する。 |
-v オプションを使用する。 |
ufsrestore |
個々のファイルシステムまたはファイルシステム全体を、ローカルまたはリモートのテープドライブから復元する |
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