Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

raw データスライスの使用

SunOS オペレーティングシステムは、各ディスクのブロック 0、シリンダ 0 に、ディスクラベルを格納します。これは、raw データスライスを作成する、Sun 以外のデータベースアプリケーションを使用するときは、ブロック 0、シリンダ 0 から開始してはならないことを意味します。この領域に raw データスライスを作成すると、ディスクラベルが上書きされて、ディスク上のデータにアクセスできなくなります。

ディスク上の次の領域は、raw データスライス用に使用しないでください。raw データスライスは Sun 以外のデータベースアプリケーションによって作成されることがあります。

  1. ブロック 0、シリンダ 0 (ディスクラベルが格納される領域)

  2. シリンダ 0 全体 (パフォーマンスの向上のため)

  3. スライス 2 (ディスク全体を表す)