次の手順で、PCFS (DOS) ファイルシステムをハードディスクからマウントします。
スーパーユーザーになります。
ファイルシステムをマウントするには、ローカルのシステムにマウントポイントが必要です。マウントポイントとは、マウントされるファイルシステムが接続されるディレクトリのことです。
mount(1M) コマンドで、PCFS ファイルシステムをマウントします。
# mount -F pcfs [-o rw | ro] /dev/dsk/device-name:logical-drive mount-point |
-o rw | ro |
PCFS ファイルシステムを読み取り/書き込みまたは読み取り専用にマウントできるように指定する。このオプションを指定しなければ、デフォルトは読み取り/書き込みになる |
/dev/dsk/device-name |
ディスク全体のデバイス名 (/dev/dsk/c0t0d0p0 など) |
logical-drive |
DOS の論理ドライブ名 (c から z まで) または 1 から 24 までのドライブ番号を指定する。ドライブ C はドライブ 1 に相当し、ディスク上の基本 DOS スライスを表す。他のすべてのドライブ名やドライブ番号は、拡張 DOS スライス内の DOS 論理ドライブを表す |
mount-point |
ファイルシステムをマウントするディレクトリ |
「device-name」と「logical-drive」とは、コロンで区切る必要があります。
次の例では、基本 DOS スライス内のドライブが /pcfs/c ディレクトリにマウントされます。
# mount -F pcfs /dev/dsk/c0t0d0p0:c /pcfs/c |
次の例では、ディスク上の拡張 DOS スライス内の最初の論理ドライブが、/mnt に読み取り専用としてマウントされます。
# mount -F pcfs -o ro /dev/dsk/c0t0d0p0:2 /mnt |