スーパーユーザーになります。
dumpadm コマンドで、現在のクラッシュダンプ構成を確認します。
# dumpadm Dump content: kernel pages Dump device: /dev/dsk/c0t3d0s1 (swap) Savecore directory: /var/crash/pluto Savecore enabled: yes |
上記の構成は、Solaris 8 リリースを実行するシステムのデフォルトダンプ構成です。
dumpadm コマンドでクラッシュダンプ構成を変更します。
# dumpadm -c content -d dump-device -m nnnk | nnnm | nnn% -n -s savecore-dir |
-c content |
ダンプするデータの種類、つまり、カーネルメモリーまたはすべてのメモリーのいずれかを指定する。デフォルトはカーネルメモリー |
-d dump-device |
システムがクラッシュしたときに、ダンプデータを一時的に保存するデバイスを指定する。デフォルトのダンプデバイスは 1 次スワップデバイス |
-m nnnk | nnnm | nnn% |
現在の savecore ディレクトリに minfree ファイルを作成することにより、クラッシュダンプファイルを保存する最小限の空き容量を指定する。このパラメタは K バイト (nnnk)、M バイト (nnnm)、またはファイルシステムサイズのパーセント (nnn%) で指定できる。savecore コマンドは、クラッシュダンプファイルを書き込む前にこのファイルを調べる。クラッシュダンプファイルを書き込むと空き容量が minfree の値より少なくなる場合、ダンプファイルは書き込まれず、エラーメッセージが記録される。このような問題を解決するには、「フルクラッシュダンプディレクトリから復元する方法 (省略可能)」を参照 |
-n |
システムがリブートするときに、savecore を実行しないように指定する。このダンプ構成は推奨できない。システムクラッシュ情報がスワップデバイスに書き込まれているときに、savecore が実行されないと、クラッシュダンプ情報はシステムがスワップを開始すると上書きされる |
-s |
クラッシュダンプファイルを保存する別のディレクトリを指定する。デフォルトのディレクトリは /var/crash/hostname で、hostname は uname -n コマンドの出力 |
次の例は、すべてのメモリーを専用のダンプデバイス /dev/dsk/c0t1d0s1 にダンプします。また、クラッシュダンプファイルを保存した後に残っていなければならない最小空き容量は、ファイルシステム容量の 10% です。
# dumpadm Dump content: kernel pages Dump device: /dev/dsk/c0t3d0s1 (swap) Savecore directory: /var/crash/pluto Savecore enabled: yes # dumpadm -c all -d /dev/dsk/c0t1d0s1 -m 10% Dump content: all pages Dump device: /dev/dsk/c0t1d0s1 (dedicated) Savecore directory: /var/crash/pluto (minfree = 77071KB) Savecore enabled: yes |