この節では、asppp.cf 構成ファイルで使用できる構成キーワードと、それぞれについて定義する必要のある値について説明します。これらのキーワードのほとんどは必須ではありません。必須のものについてはその旨を示しています。キーワードについての詳しい説明は、RFC 1331、1332、1333、および 1334 を参照してください。
表 24-2 は、すべての asppp.cf ファイルに含まれていなければならない必須キーワードの一覧です。
表 24-2 asppp.cf の必須キーワード
キーワード |
値の定義 |
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parameters に指定する値で ifconfig コマンドを実行するようリンクマネージャに指示する。詳細は、「asppp.cf ファイルの ifconfig セクション」、「マルチポイントダイヤルインサーバーの ifconfig セクション」、および ifconfig(1M) のマニュアルページを参照 |
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この (現行の) パスの属性としてグループ化するトークンシーケンスの始まりを指定する。現行パスを形成する属性の集合は、後続の path キーワード、defaults キーワード、ファイルの終わり文字のどれかが生じた時点で終了する |
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ネットワーク内の各インタフェースについて、ipdptp (静的ポイントツーポイント)、ipdptp* (動的ポイントツーポイント)、ipd (マルチポイント) のどれかのデバイスを指定する。ipdptpn と ipdn の場合は、このキーワードは、n で定義される特定のインタフェースを現行パスに関連付ける。n は 0 または正の整数でなければならない。この数は、path セクションに定義されているインタフェースと、ifconfig セクションに指定されているインタフェースが一致するようにする
ipdptp** インタフェースの場合は、* は、インタフェースが、down として構成されているどのポイントツーポイントインタフェースにも一致することを示す |
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ダイヤルアウトマシンでは、ローカルマシンから呼び出したいリモートエンドポイントのホスト名 (hostname) を指定する。この名前は、/etc/uucp/Systems ファイルの中のシステム名と同じである。リモートシステム名を現行パスに関連付ける。この名前は、/etc/uucp/Systems ファイルから、アウトバウンド接続に関する、モデムと対等システムに固有の情報を見つけるために使用される ダイヤルインマシンでは、そのダイヤルインマシンにログインするときにリモートマシンが使用するユーザー名 (username) を指定する。username と、接続の獲得に使用されたログイン名との突き合わせによって、適正なパスが決定される |
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宛先ホストアドレスを指定する。これは、マルチポイントリンクの場合に限り必要とされる。このアドレスは現行パスに関連付けされる。パスがポイントツーポイントインタフェースを示している場合は、この値は無視される。アドレスの形式は、ドット付き 10 進数、16 進数、シンボルのどれでもよい |
表 24-3 に、PPP 構成をさらに進んで定義するために使用できる、asppp.cf の省略可能キーワードを示します。
表 24-3 asppp.cf の省略可能キーワード