Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

/etc/default/nfslogd

このファイルは、NFS サーバーログ機能を使用するときに使用されるいくつかのパラメータを定義します。次のパラメータを定義することができます。

CYCLE_FREQUENCY

ログファイルを元の状態に戻す前に経過させる必要がある時間数を決めるパラメータです。デフォルト値は 24 時間です。このパラメータはログファイルが大きくなり過ぎないように使用します。

IDLE_TIME

nfslogd が、バッファーファイル内にさらに情報があるかどうかを確認するまでに休眠しなければならない秒数を設定するパラメータです。このパラメータは、構成ファイルの確認頻度も決定します。このパラメータと MAN_PROCESSING_SIZE によりバッファーファイルの処理頻度が決まります。デフォルト値は 300 秒です。この数値を増加させると、確認の回数が減って性能が向上します。

MAPPING_UPDATE_INTERVAL

ファイルハンドルパスマッピングテーブル内でレコードを更新する間隔を秒数で指定します。デフォルト値は 86400 秒 つまり 1 日です。このパラメータを使用すると、ファイルハンドルパスマッピングテーブルを常時更新せずに最新の状態に保つことができます。

MAX_LOG_PRESERVE

保存するログファイル数を決めます。デフォルト値は 10 です。

MAN_PROCESSING_SIZE

バッファーファイルが処理してログファイルに書き込むための最小限のバイト数を設定します。このパラメータと IDLE_TIME によりバッファーファイルの処理頻度が決まります。このパラメータのデフォルト値は 524288 バイトです。この数値を大きくするとバッファーファイルの処理回数が減って性能を向上できます。

PRUNE_TIMEOUT

ファイルハンドルパスマッピングレコードを中断して除去できるようになるまでに経過しなければならない時間数を選択するパラメータです。デフォルト値は 168 時間、つまり 7 日間です。

UMASK

nfslogd が作成するログファイルに対するアクセス権を指定します。デフォルト値は 0137 です。