主要メッセージの手引き

Xlib: extension "GLX" missing on display "0.0"

原因

OpenGL 1.0 をソフトウェアをインストールし、/usr/openwin/demo/GL/ogl_install_check を実行して設定をテストすると、次のような結果になります。


# ./ogl_install_check
    Xlib:  extension "GLX" missing on display "0.0".
    Xlib:  extension "GLX" missing on display "0.0".
    Xlib:  extension "GLX" missing on display "0.0".
    can't find visual

対処方法

まず、実行時のパッケージに対してパッケージチェックユーティリティ、pkgchk SUNWglrt を実行することにより、インストールが正常に完了したことを確認します。この結果、次のようなエラーメッセージが表示されます。


ERROR: /usr/openwin/server/etc/OWconfig
file size <187> expected <5423> actual
file cksum <14394> expected <27045> actual
(数値は異なる場合がありますが、エラーとして表示されるファイルは 1 つだけです。) その他のエラーが表示された場合は、OpenGL、特に SUNWglrt パッケージをインストールし直してください。

インストールが正常であれば、次の方法で Xsun プロセスのプロセス所有者を確認します。


# ps -aef | grep Xsun | grep -v grep
nobody 20022   225  0 11:36:22 ?        0:34 /usr/openwin/bin/Xsun :0 -nobanner 
所有者が root でないと、グラフィックパイプラインをロードする際に、アクセス権の問題が発生するため、このメッセージの出力原因となる可能性が最も高いと考えられます。

CDE を使用している場合は、Xservers ファイルが次の形式であることを確認してください。


:0 Local local_uid@console root /usr/openwin/bin/Xsun :0 -nobanner 
Xservers ファイルは、カスタマイズされていなければ /etc/dt/config/ にありますが、カスタマイズされていれば /usr/dt/config にあることが多いです。-nobanner オプションの後に引数を追加してあっても構いません。

もう 1 つの確実な方法は、OpenWindows 環境をコマンド行から root として実行することです。これにより、Xsun プロセスは間違いなく、root によって所有されます。

さらに、システムが Creator 3D でない可能性もあります。Ultra マシン上では、OpenGL 1.0 を Creator 3D グラフィックカードなしで実行することはできません。Creator 3D ではなく Creator フレームバッファを搭載した Ultra マシン上にこのアプリケーションをインストールすると、同じエラーメッセージが表示されます。