ONC+ 開発ガイド

論理ダイアグラムとディレクトリ構造

図 F-2 は、SAF の論理ダイアグラムを示します。ひとつの SAF が、システムごとに複数のポートモニタをどのように生成するのかを示しています。これは、いくつかのモニタが並行して動作し、各種の異なるプロトコルを同時に起動させていることを意味します。

図 F-1 SAF の論理フレームワーク

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/etc/saf/_sysconfig は、論理ダイアグラムに対応するディレクトリ構造を示します。/etc/saf/_sysconfig の後に、ディレクトリ構造内のファイルおよびディレクトリの説明があります。

図 F-2 SAF のディレクトリ構造

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/etc/saf/_sysconfig

システムごとの構成スクリプト。

/etc/saf/_sactab

SAC の管理ファイル。ここには、SAC の管理下にあるポートモニタの情報が入っています。

/etc/saf/pmtag

ポートモニタ pmtag のホームディレクトリ。

/etc/saf/pmtag/_config

ポートモニタ pmtag の、ポートモニタごとの構成スクリプト。

/etc/saf/pmtag/_pmtab

ポートモニタ pmtag の管理ファイル。ここには、pmtag の管理下にあるサービス情報が入っています。

/etc/saf/pmtag/svctag

ポートモニタ pmtag の管理下にあるサービス svctag の、サービスごとの構成スクリプトが入っているファイル。

/etc/saf/pmtag/_pid

ポートモニタがカレントディレクトリで プロセス ID を書き込んだり、アドバイザリロックを設定したりするファイル。

/etc/saf/pmtag/_pmpipe

ポートモニタが、sac および ../_sacpipe からのメッセージを受信したり、sac に応答メッセージを返したりするファイル。

/var/saf/_log

SAC のログファイル。

/var/saf/pmtag

ポートモニタ pmtag が作成するファイル (たとえば、ログファイル) を入れるディレクトリ。