国際化対応言語環境の利用ガイド

メール交換

インターネットが普及し、世界中の人々との通信が容易になるにつれ、多くのプラットフォームやさまざまなロケールで電子メールが送信されるようになりました。しかし、電子メール交換の規格は、デスクトップコンピュータにより制限され、そのデフォルトの電子メール規格は SMTP (メール転送プロトコル) で、7 ビット伝送チャネルしかサポートされていません。

送信エージェントはメッセージの本文を標準形式に変換し、本文のラベルを付けます。受信エージェントは本文を見て文字エンコーディングをサポートしているか確認し、本文をローカルの文字セットに変換します。

dtmail は現在、言語変換ライブラリ (LCL) を使用しているので、Subject 行、メール本文、およびアタッチメントで複数バイトの文字をサポートしています。dtmail には、1 つのメールに複数のエンコーディングによる文字を混在させる機能もあります。たとえば、日本語 (ja) ロケールで SJIS と EUC の両方を使用できます。