共通デスクトップ環境 プログラマ概要

開発環境ディレクトリ構造

表 2-2 は開発環境ディレクトリ構造のトップレベル・ディレクトリと、そのサブディレクトリをリストしています (トップレベル・ディレクトリ名はすべて前に /usr/dt が付いています)。

表 2-2 /usr/dt の開発環境ディレクトリ

ディレクトリ 

サブディレクトリ 

内容 

examples

 

開発環境コンポーネント・デモ・プログラムのソースコードを含むサブディレクトリ 

 

 

README ファイル 

 

dtaction

アクション起動 API デモ 

 

dtbuilder

アプリケーション・ビルダの例 

 

dtcalendar

カレンダ API デモ 

 

dtdnd

ドラッグ&ドロップ API デモ 

 

dtdts

データ型作成 API デモ 

 

dthelp

ヘルプ API デモ 

 

dtksh

dtksh スクリプトの例

 

dtsession

セッション・マネージャ API デモ 

 

dtterm

端末エミュレータ・ウィジェット API デモ 

 

dtwidget

共通デスクトップ環境 Motif ウィジェット・デモ 

 

dtwsm

ワークスペース・マネージャ API デモ 

 

template

テンプレート共通デスクトップ環境アプリケーション 

 

motif

Motif 1.2 API デモ 

 

motif/clipboard

XmClipboard API デモ

 

motif/dogs

ウィジェット・バイナリ互換機能デモ 

 

motif/draganddrop

Motif 1.2 ドラッグ&ドロップ API デモ 

 

motif/periodic

Motif ウィジェット・デモ 

 

tt

ToolTalk メッセージ・サービス・デモ 

include

 

開発環境ライブラリのヘッダ・ファイル 

 

csa

カレンダのヘッダ・ファイル 

 

Dt

DtSvcDtWidgetDtHelp

DtTerm のヘッダ・ファイル

 

Mrm

Motif 1.2 リソース・マネージャのヘッダ・ファイル 

 

Tt

ToolTalk メッセージ・サービスのヘッダ・ファイル 

 

Xm

Motif 1.2 ツールキットのヘッダ・ファイル 

 

uil

Motif 1.2 呼び出し可能 UIL コンパイラのヘッダ・ファイル 

lib

 

libcsa (カレンダ)、

libDtHelp (ヘルプ・システム)、

libDtSvc (アクション、データ型作成、ドラッグ&ドロップ、セッション・マネージャ、ワークスペース・マネージャ)、

libDtTerm (端末エミュレータ)、

libDtWidget (共通デスクトップ環境 Motif コントロールおよびエディタ・ウィジェット)、

libMrm (Motif 1.2 リソース・マネージャ)、

libUil (Motif 1.2 呼び出し可能 UIL コンパイラ)、

libXm (Motif 1.2 ツールキット)、

libtt (ToolTalk)

sparcv9 (lib サブディレクトリ中の 64 ビットバージョン全ライブラリを格納するサブディレクトリ)

man

 

開発環境のマニュアル・ページ 

 

man1

クライアントおよびユーティリティ関連のマニュアル・ページ 

 

man3

API 関連のマニュアル・ページ 

 

man4

データ・フォーマット 

 

man5

ヘッダ・ファイルおよびアクション関連のマニュアル・ページ

64 ビットライブラリ

lib サブディレクトリの下にリストされたライブラリの 64 ビットバージョンが、sparcv9 サブディレクトリにあります(表 2-2 参照)。これらのライブラリで、CDE 用の 64 ビットアプリケーションを開発することができます。