表 10-1 に示すように、C インタフェースの要素の識別子は、要素の属性名とそれに関連するデータ型に由来します。属性名には、テーブルの 2 番目の欄の文字列が接頭辞として付けられます。英字は、3 番目の欄の大文字または小文字に変換されます。
表 10-1 C 命名規則の由来
要素の種類 |
接頭辞 |
大文字/小文字 |
---|---|---|
データ型 |
CSA_ |
小文字 |
データの値 |
CSA_ |
大文字 |
関数 |
csa_ |
小文字 |
関数の引き数 |
なし |
小文字 |
関数の結果 |
なし |
小文字 |
定数 |
CSA_ |
大文字 |
エラー |
CSA_E_ |
大文字 |
マクロ |
CSA_ |
大文字 |
拡張セットのために確保 |
CSA_XS_ |
大文字/小文字 |
拡張のために確保 |
CSA_X_ |
大文字/小文字 |
処理系作成者が使用するために確保 |
CSAP |
大文字/小文字 |
ベンダ関数拡張のために確保 |
csa_x |
小文字 |
構造体のタグ |
CSA_TAG_ |
大文字 |
接頭辞 CSAP (大文字/小文字) が付いている要素は、CSA サービスの実装の作成者が内部専用として使用するために確保されています。CSA インタフェースによって書かれたプログラムが直接使用するためのものではありません。
接頭辞 CSA_XS_、CSA_X_ (大文字/小文字)、および csa_x は、ベンダまたはグループによるインタフェースの拡張のために確保されています。仕様では、これらのインタフェース拡張は、基本関数セットの拡張として定義されています。
定数データ値の場合、定数データ値のデータ構造体または関数を示すために、通常、追加の文字列が CSA_ に追加されます。